_ 鞠と猫 382
ねえあなたー
なんだよ。
悪いけど、背中かいてくれない。かゆいのよ。
孫の手があるだろ、新聞読んでいるんだよ。
見つからないのよ、孫の手。後生よお願い。
しかたがないなー、どのへんだよ。このへんか。
もう少し下のほう。そうそこそこー
どうだこれでいいかい。
ええ、いいわ。ありがとう。夕食なににしましょうか。
なんでもいいよ。
そう言われると困るのよ。この間もそう言ったからおうどん
にしたら食べなかったじゃない。
あの日は昼食にうどんを食べていたからさ。
あなたが食べたいものにするから言ってよ。
うるさいな、新聞が読めないじゃないか。何でもいいってー
そう怒らないでよ。何でもいいなら今夜は私を食べる。
!!!!!