_ 春と修羅 295
明け方、眠りが浅くなったのだろうか、窓外で雨戸を
たたく雨音が耳にとどき、春の嵐かと思った。
今日の売り出しは八万の土地である。昨日も行って
いたが犬は何匹かきたが、お客さんは訪れず、読書の
一日だった。今日も同じような日になるだろう。雨だから。
昨年は、ブログを始めたので、読書量がぐんと少なく
なったが、今年は意識して本を読んでいるので順調にい
っている。読む本よりも購入する本のほうが多いので、
おそらくは死ぬまでに半分の本も読めないであろう。それ
にしても家内行方不明の本が沢山ある。特にヘーゲルの
エンチクロペディーを読みたい。この本は、ぼくが死ぬま
でにどうしても読みたい本の一冊であるが、我が家のどこ
かに眠っているのはたしかであるが、なぜか見つからない。
それに与謝野晶子訳の源氏物語を再読したい。谷崎、円
地源氏もいいが、ぼくは与謝野源氏が好きだ。
行方不明の本たちに、ひたすらぼくは逢いたい。