_ 阿弥陀仏と菫 213
哲学のシリーズをしようかと、大見得をはったが、ソク
ラテスは何とか書けたが、プラトンではやくも行き詰った。
ぼくの手に余るばかりでなく、このわずかな紙幅では書き
きれない。(紙幅はいくらでもあるぞ、と茶々を入れないで
欲しい)
であるからにして、哲学の要諦を、ぼくなりの理解を披
瀝するにとどまりたい。
哲学とは何ぞや。それは論理学であり、倫理学でもあり、
はたまた美学ですらあるのだ。平たく言えば、自分自身を知
るよすがであり、困難を解決す方法を知ることが出来、自分
自身で、あまたのことを考える方法をことを教えてくれる。た
とえば正義とは何か、美醜の判断はどうなのか。また正邪の
判断もどうなのか。これらの問題の回答ではなく、考える方法
を教えてくれるのが哲学なのである、と愚考する。
偉そうにと思われるむきもあるのであろうが、哲学はそん
なに難しいものではない。宝くじを当てるほうがはるかに困難
である。無理強いは、もちろんいたしませんが、好奇心のある
方は、手始めにプラトンのソクラテスの弁明などはいかがか。