_ 四字と熟語 191
あれれ、いつもより早く起きてしまった。やはり気に
なっていたのだろう。というよりも、昨夜はことのほか鼾
が五月蝿かった。ほとんど眠れなかったというのが真相
だろう。これまたやんぬるかなである。
昨日の夕方に思わぬ電話があった。日曜日にぼくの
担当になった家にお見えになった、おきゃくさまである。
「今日、もう一度主人と、あの物件を拝見したいので、よ
ろしくたのむ」とのことである。ぼくに拒むわけなどない。
ウエルカムと返答し、時間を確認した。
北島の役場の駐車場で時間の調整をし待っていると、
思いもよらず白のベンツがぼくの愛車のヨコに停車した。
ベンツといえばヤクザを連想していまうぼくは、緊張が走
り身構えた。するとやおら、このあいだのおきゃくさんが出
でてき「すません」とのたまった。なんだ驚かしやがって、こ
の間は軽に乗ってきたくせに。と思いながらも、やはりぼく
は営業である。心内の漣をおしかくすように「いらっしゃい、
すぐご案内いたします」ともみ手をした。
もう一本書ける時間はあるが、この辺でやめておく。