_ 坩堝と齷齪 35
お正月と言えば、ぼくにとっては百人一首ですね。以前
ブログに書いたと思いますが、学生の頃アルバイトで夏休
みは伊勢丹、冬休みは東急で働きました。その折、東急で
広辞苑と百人一首を買いました。それ以来時々百人一首を
手に取り眺めたり、読んで覚えようとしました。今でも何首か
おぼえています。
秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれ
つつ 天智天皇 春すぎて夏来たるらし白妙の衣ほすて
ふ天の香具山 持統天皇 これやこの行くも帰るも別れ
ては知るも知らぬも逢坂の関 蝉丸 ちはやふる神代も
きかず竜田川からくれないに水くくるとは 在原業平朝臣
なんかです。思い浮かばぬものが多いです。しかし、いいです
ね。いかにも華やかで典雅だし、音が心地よいですね。黙読
よりも音を出して読むほうが一層感じがましますね。一年に一
度ぐらいは、一枚々かみしめるように吟味し、古に思いをはせ
ることもいいものですよ。