独り言    12月17日 | はなのブログ

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           吉野川    7
  子供のころ、ぼくは吉野川で遊んだ。夏はもちろん
水泳だが、春、秋そして冬は、砂浜で野球、相撲などを
したものだ。
  ぼくの生まれた町は、吉野川に沿った北岸にある。
川をはさんで南岸との間に昔、住民が住んでいた大き
な島があった。現在は農地になり、おおくの野菜や果
物が栽培され、ほとんどが関西に送られている。
  ぼくらが夏休みに毎日泳いだ吉野川の支流は、現在
では見るも無残な水溜まりになってしまっているが、ぼくら
の子供のころは満々たる水量の大河だった。小3ぐらい
から泳げるようになったが、それまでは指をくわえて浅瀬
で腰まで水に浸かって、泳げる人を眺めていた。泳げるよ
うになると、水中眼鏡を買ってもらいフナや小魚を追いかけ
たものである。腹がすくと、スイカ畑に行って、収穫後のくず
のスイカを拾ってきて、みんなでよく食べた。クズといっても
遊び疲れた、空腹の子供たちにとっては甘いおやつだった。
  時折車で、かって泳いだあたりを通りすぎるが、窓外には
流れる水もなく、遊ぶ子供たちも見えない。