燃える麒麟 8
ぼくが見えているものは、本当の事象なのであろうか。
それとも嘘の世界をみせられているのではないのだろうか。
たとえば西の方に山が望める。あるいは吉野川が流れ
ている。これは信じていいことなんだろうか。政治や経済は
どうなんだろうか。特に政治はどうなっているのであろうか。
民主党は政権をとるやいなや自民党になりさがってしまった。
どうしてこんなことになるのであろうか。
戦争もわからない。一応の説明はあるのだが、イラクの
大量破壊兵器のごとく、にわかには信じがたい。地震はど
うか。津波はどうか。わからないことだらけである。われら
大衆は、知らしむべからず、よらしむべし。で、本当のこと
を知らずに生活を送っているのではないかしら。なんとなく
の説明はマスコミがしているが、はなはだ信じがたい。歴史
を振り返れば、報道が木鐸などというのは片腹いたい。マス
コミほど権力に弱いものはない。
なにも知ろうとしなければ、それでいいかもしれないが、そ
れではいつか大きな力に騙されるにちがいない。結局騙され
て苦しむのは、弱者たる老人、子供、そしてわれら大衆である。