独り言    8月18日 | はなのブログ

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          流転と独楽    18
  人間にかかわることで、およそつまらないものはない。
かくもうす私は宗教とは無縁な男です。今から振り返ると
不遜な行いに心臓をわしずかみにされる思いにかられま
すが、神社仏閣で頭をたれた記憶がありません。つらつら
慮るに、人間の歴史と同時に宗教があった。これは否定
すべからざる事実である。そうであるならば、人間が社会
を形成し、生きていくのに、欠くべからざるものとして宗教
が機能したといわざるをえない。
  ドストエフスキーは、人間の本質を深く探求して描いた
稀有な作家である。彼は、もし神がいなければ人間はなに
をしてもいいのだ、と喝破した。何をしてもいい人間ほど恐
ろしいものはない。それでは社会が成立できぬ。それゆえ
に人間は、弱者たる子供も老人も安全に生きていけるよう
に宗教により行動規範を作り、理屈でなく、幼児より刷り込
みにより人間の行動にブレーキをつくり、どこからきて、どこ
まで行くのかという物語が、社会(国)にも、個人にも必要欠
くべからざるものとして、宗教が成立したものと愚考する。