空想と潮騒 2
毎日パソコンの前に座るのが苦痛の度合いがアッ
プしてまいりました。座ってから何を書こうかと考える
のですからあたりまえですよね。なにもプロの作家で
はないのだからそんなに深刻に考えることはないけ
ど、そしてブログを覗いている人もただなんだし、期
待なんてしていないとは思うんだけど、一人でも真剣
に読んでいる人がいると悪いなって考えちやって、少
しでもいいものを書いて喜んでもらおう、と言うスケベ
心が作動してしまうんです。だけど無理だよね。何十
年も何も書いてこなくていきなり傑作を書けって猫に
小判だ。エエツ、今の言葉間違い?牛のよだれ?こ
れもちがうの、もおー、だからおれには書けないと言
ったのにーーー。これみよがしに、でもないの。
以前にも言ったけれど、おれには文体がない。ちょ
うど日本の文化に似ている。文化の萌芽らしきもの
はあるが、とても隣国の見上げるような巨大な文化
に抗うすべもなく、ただただ学ばしていただくのみで、
やがて見よう見まねでわが文化の和服を着れるよう
になった。わがはいもだれかの文体を拝借しえらそ
うに言葉を発信しているが、しょせん借り物、身の丈
に合わぬ。ズボンを裃のようにひこずってあるいてい
る。鬱々たる日々である。怒るまいことか。