諤諤たる愚者の記 28
いわゆる、と言う言葉はごぞんじ長嶋の枕詞です
が、ぼくらも無意味な言葉をついつかってしまうこと
があります。ぼくはよく使うのは、やんぬるかなAll
is lostまさかしゃべり言葉として使用はしませんが、
文のなかに意味なく使うことがままにあります。やん
ぬるかな。
文を読めば、その人の思想、見識、教養、倫理な
どがほのみえますが、その澱のようなものの内在
的論理を抽出すれば、アニミズム、神道、仏教、道
教、儒教、キリスト教、マルクシズム、アナキズム、
などに根差したものであろう。例えば、民法などは
キリスト教文化の香りがたかいのは有名である。
自己と言っても、内から自我が自然に育ったの
ではなく、外からの影響で自我が発育したもので
あり、外からの影響意外に自我は生まれない。要
するに、さまざまなる文化の集合がぼくなのである。
ぼくの手帳から
58、声とならぬ言葉をついにのみくだす「寂しいと
きは私を抱いて」 道 浦 母 都 子