カルビさんとのんべさんの想い出 3
矩形に灯火によりて区画されたるなかに身を投じ、終日なにやら形而上学的
なるものを思索すれば、はて浮世ばなれの日常にて、わがことながらはなはだ
傍痛し、さすればいかように時を紡ればよいか思案のほどに、ただ凡庸なるが
ゆえに溜め息の日々、ほとほとぼくの非才を恥じる。
かの地千葉の住人でおわするのんべ嬢、はたしていかなる生活をおくれるや
と、ひたすら思考してみるに、ブログのさまざまなることのはをつなぎあわせ、
ぼくのつたなき想像力とやらを働かせてみるに、およその予断ではあるが検
討もつき、いささか安堵の念を得る。
さて文体を改めて、さらにすすむ。
ある日、それは突然やってきた。のんべ嬢のコメントがこなくなったのである。
腑に落ちないので、彼女のブログをすべて見たが、一足お先に、など気になる
言葉が散見し、ぼくの妄想は夏の空の入道雲のごとく、どんどんふくらんで最悪
すら考えた。さすればどうたいおうしていいかわからず、いてもたってもおれぬ
塩梅、ご迷惑を顧みず夜分電話でどうすればいいか相談したりしたが、何も手
がうてず、歯がゆい時間がすぎてゆくばかりだ。熟睡できぬまま翌日も仕事に
てがつかず、家に帰ってひたすらパソコンで返事をよびかけた。ふと画面の片
隅をみれば読者からのんべ嬢の名がきえている。いよいよ駄目だ、最悪だ。と
ぼくは思い、何jが原因だ、とぼくが放った言葉のそれぞれを反芻し、インターネ
ットをしたことを後悔すらした。はたしてのんべ嬢はいかに。