独り言  4月12日 | はなのブログ

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 チャイムが鳴った。

 「はい、どなた」

 と、紀子はいってドアをあけた。

 そこには、ひとりの女の子がいて、ぺこりとおじぎをした。

 「はじめまして、わたしは礼儀正しい泥棒なんです。なにか盗ませてください」

 というのです。

 「なにふざけてるの、おばさんおこるわよ」

 と、紀子はにらんだ。

 「ふざけてなんかいません。本当に泥棒なんです」

 といって、家の中にはいってきた。

 紀子は、最近ひっこしてきたので家具らしきものもなく、布団と食器ぐらいしかありません。

 「なんでも、盗んでいってけっこうよ。でも、なにもないでしょう。ざんねんね」

 女の子は、部屋をみまわしため息をつきました。

 「ほんとうに、なにもないわね」

 「どうするの?このままかえる」

 「そうゆうわけにはいかないのです。お金はありませんか」

 「銀行にすこしあるけど、カードよ」

 「カードは危険です。こうゆう時は無理をしないって、教わってきました。帰ります。お邪魔しました。戸締りにきおつけてください。それと、ドアはすぐ開けないで、ドアチェ-ンを必ずしてください。さようなら」

 こうして礼儀正しい女の子の泥棒さんは、帰っていきました。ちゃんちゃん