独り言  4月6日 | はなのブログ

はなのブログ

ブログの説明を入力します。

 さくら書房の月刊誌コーナで、雑誌をとろうと手をのばした時、ちょうど横から別の手がのびてきて、手と手がふれた。とっさに手をひき雅夫は、

 「しつれい」

 といつた。

 「私こそ」

 と、女の声。

 顔をみると和美ではないか。

 三年ほどまえ、雅夫は和美と付き合っていた。きっかけは、共通の知人の紹介だった。

 何度か食事をし、ドライブしたり、映画を観たりして、次第に雅夫は結婚をいしきするようになつた。

 和美もデートを楽しんでいるようだった。

 ある日、喫茶店でコーヒーを飲んでいる時、

 「いっしょに暮さないか」

 と、雅夫がいった。

 和美は少し驚いたようだが、

 「----」

 返事はなかった。

 あれから三年すぎてしまった。

 そのご、知りあった女性と雅夫は結婚し、子供がひとりいる。

 目の前の和美の薬指には指輪があった。