この日は、朝から雨であった。この日の朝も金興利でビーフンの麺を食べた。一旦メリディアンに戻り、アイランドツアーの価格を聞いた。昼のビュッフェ、シュノーケリング、ライフジャケット、フィン、行帰りの交通費全てこみで、一人209リンギットであった。8時45分ホテル発であるから、行くとしたら、明日になる。

フロントで確認したら、天気予報では、明日も明後日も雨であるという。そこで、雨が止んだので、急遽行くことにした。フェリー乗り場まで、ホテルからタクシーで15リンギット。フェリー代金が3人で90リンギット、シュノーケルが一人10リンギット。

行く先は、あのSNSで万里さんが書いていたサピ島にした。フェリー乗り場では、幾つかの窓口があった。それぞれ会社が違うようだ。ここで、誰も並んでいない窓口に行ったのが失敗だった。船の操縦が荒いこと。全員で10人くらい乗船した。でかさんたち以外は、全員若い中国人。船が波に打ちつけられる度に、歓喜の悲鳴をあげていた。冗談じゃないよ。金払ってまで、こんな恐怖を経験したくない。でかさんは、足で前の座席を踏ん張って、右手で座席を固くつかんでいた。昨日の昼のレストランで「ガヤ島まで、泳げる。」と豪語した自分を反省させられた。海をあまく見たら大変だ。もう2度と乗らないと思ったが、帰りも有るのだ。失敗した。

絶対爺とか婆は、行ってはならない。心臓に悪いことこの上ない。20分ほどの地獄の体験の後、サピ島に到着した。早速海に入るが、それほど綺麗ではない。昼になると、食事の客引きが来る。バーベキューで一人45リンギットだという。何箇所があるようだが、どこでも同じだろうと考えて、食事をした。ここでもまた、失敗した。

バイキングと言っていたが、たいしたものがない。チャーハン、焼きそば、渡り蟹、小エビ、チキンの小さな手羽、山羊の肉、芋、モンキーバナナ、マンゴー、スイカだけだ。しかも、スイカなんかなくなっていて、補充もされなかった。

食べ残した芋を持って、海に入ると、魚が異常に群がって来る。どこでわかるんだろうと思った。魚の種類は、5種類くらいだ。タイのピピ島に比較したら、問題にならない。後で、魚に餌を与えることは、禁止されていることを知った。帰りの船便は、予め予約してあるが、面白くもなんともないので、午後4時から1時間早く帰ろうと、2時30分から桟橋で待っていたが、我々の乗ったインターナショナルアイランドの船は、来なかった。何がインターナショナルだと思った。本当に帰れるのか心配になった。

結局更に1時間待つことになるが、其の間、色々な船が桟橋につく。中国人の世界である。どうやら、ホテルのツアーで来ているようだ。色んな船が桟橋につくが、どの船がインターナショナルアイランドなのか、さっぱり分からない。島のガイドみたいな若者に聞くと、「誰かが呼びに来る。」という。またまた、本当に帰れるのかと心配になった。

ルーフのところにインターナショナルアイランドと赤で書いてある船を見つけた。「これで、やっと帰れる。」と思った反面、船を操縦しているマレー人の男の人相が良くないので、心配になる。

今度の他の乗客は、中年以上の中国人であった。でかさんの予想は、的中。行きよりも荒っぽい操船。冗談じゃないよ。日本では考えられない。早く仕事を終えたいのか、猛スピードで帰る。乗客の安全なんか少しも考えていない。波が袖にかかるくらい船が傾き、転覆するんじゃないかと思った。こんなところ、金をもらっても行くものか!今度の乗客は悲鳴すら出さなかった。これで、3年の寿命が縮まったのは間違いない。

岸壁に着船した時の嬉しかったことといったらなかった。この気持ちは、誰にも分からないだろう。早速、タクシーでホテルに戻り、シャワーを浴びた。MM2Hの爺とか婆は、絶対に行かない方がいい!イヤハヤ!

後編に続く