実売5000円前後、リケーブル可能、耳かけ型、特殊なD型ドライバーで価格の割に良い音を鳴らす。ATH-IM50は、そのようなイヤホンです。フィット感は万人受けするようなものではないようですが、私は上手いことフィットしました。個人的には、かなり良品だと思っています。
そのIM50が購入して約3ヶ月経った今日、断線しました。断線というより、コネクタのピン折れです。これから考えるべきことは、「IM50を今後も使うかどうか」です。修理には出すと思います。しかし、「過保護に取り扱っていたのに3ヶ月で故障する品を今後も使う気になるかどうか」が問題なわけです。
今年の6月に思い立って以来、ここ3か月間はイヤホンや音楽について考える機会が多くなりました。その期間で最も使用頻度の高かったイヤホンは、IM50です。とにかく普段使いに適していたためです。特に、「リケーブルがサポートされており」、「コードが丈夫で」、「全体的に負荷が掛かりにくい」作りになっている点が使用頻度を高くする要因になっていました。
頑丈なら雑に扱う人は大勢いると思います。私は頑丈なものはできる限り長期間使い続けられるように扱う派です。プラスチック製のハードケースの中にプチプチシートを敷き詰めて、更に湿気対策としてお菓子の袋に入っているような除湿剤を入れたものをIM50を持ち運ぶ際に使用していました。収納する際は各部に負荷がかからないように優しく丸めていました。専用ケースとかスポンジが敷き詰められているようなケースとかに比べたら保護の具合が低いにしても、割と大切に保護している環境だったと思うんですけどね。
そのIM50が故障したわけです。正直、理由は察しがつきます。購入したときからコネクタの部分がカタカタと振動する何かがあったためです。それが仕様なのかコネクタの作りが悪かったのかは分かりません。ただ、ピンの見た目からして、絶対にピンが折れるような負荷がかかっているだろうなとは思っていました。だからと言って、ロウやボンドでコネクタを固定するわけにもいかず、大丈夫だろうと思い使っていましたが、その結果がコレです。
"リケーブルする機会なんて無いだろうな~"とすら思っていました。今までに使用したことのあるイヤホンは最低でも3年は故障しませんでしたし、ずっと使い続けてきたMDR-EX300SLに至っては5年以上使っているのに、まだ現役です。EX300は、ハードケースにいれたり、丁寧に持ち運んだりなんてしませんでした。ただ雑に扱わなかっただけです。
IM50は、私にとってお気に入りの品です。別に買い直しても良いです。まだ保証期間中なので、費用が掛かっても安価で修理してもらえることでしょう。ただ、簡単に故障されては埒が明かないという本音もあります。
今回は修理に出します。修理から戻ってきたら、とりあえず再び使い始めます。ただ、もうIMシリーズの上位機種は買う気にはなれません。IM04以外は今日の昼まで購入する候補に入っていましたが、過去の話です。
まぁ、そんな感じです。とにかく修理に出してみて、使い続けてみて、様子見ですね。
では。