本日もウクレレ
2017 0220 ヨコハマ 晴れは晴れだが風強し
突風が吹き荒れてます。
そんな中でも作業は続く。昨日に引き続いてOHANA製の限定モデルをベースにt.m.pチューンした個体を完成させました。
音程がアバウトな楽器であるウクレレですが、ワタシはそれじゃ満足できない。
だって楽器なんだから、ウクレレだって。と言うわけで、今回も本体設定から円弧数値を算出し、その数値に従ってフレット(ナットも勿論円弧形状です)加工処理で仕上げてあります。ナット&サドルは水牛の角からの削り出し。
あ〜やっぱりピッチが出てると響きが全然違います。不協性が消えますのでスッキリと音程が整いますね。
ちなみに、特にヴィンテージ・ウクレレはフレッティング自体がヤバイものが多いので注意が必要です。手ノコで溝切りしてたりしてるので、そもそものフレッティングの精度が低いのです。これを修正するのは結構な費用が掛かりますからね。
総単板仕様のこの個体ですが、トップはクオリティの高いシダー材、バック&サイドはマーテル材、ネックがマホです。非常に豊かな耳に優しい響き方をしています。
安っぽさなんて微塵も無い、立派な弦楽器の響きです。
マツシタが手を入れたらこうでなくちゃね。(^~^)
本体のみ税別価格:¥79.000です。専用ギグバックは+¥3.000です。
生涯の友としての価値は充分あります。この1本、絶対のオススメです。