終了報告 青森のHさん | tmpブログ

終了報告 青森のHさん

2017  0206  ヨコハマ 晴れ
 
本日はウクレレのチューンを完成させHさんに発送も終了。
奥様へのプレゼントだそうです。素敵なプレゼントですね。
コンサートサイズとは言え、小さな楽器であるこの個体にもフレットはCFフレット加工処理を行い、ナットとサドルは水牛の角材から作成してオクターブ加工も勿論。
ウクレレのフレット仕上げは高級品であっても削りっぱなしで台形型にしか仕上げられていない場合が多いのでピッチはアバウトなんです。フレットが細いからこれでいいだろ!ってな感じですね。
マンドリンと共通の細〜いフレット仕様のウクレレへのCF加工はなかなか集中力が必要です。小さくてもやることは同じで手間がかかります。
でもその甲斐あって従来のアバウトで曖昧なピッチ感の楽器だったウクレレにしっかりとした音程感が生まれています。
ちなみにこの個体へのCF加工設定は内角が89.29度、0フレットで1109.5-R、12フレットで1299.5-Rの算出値を元に加工処理を施しております。
 
ちなみに、大雑把にウクレレ弾きの皆さんにアドバイスですが、数多くのウクレレが出回ってはおりますが、ペグロケーション設定、ヘッド角設定でバランスの崩れた中途半端な鳴りの個体が多いのが実情です。また重目のダイキャスト製のペグが装着された個体も多いのですが、材質量が軽いウクレレにダイキャストペグは不向きです。ナイロン弦の振動がペグに吸収されて木への響きが抑えられてしまうからです。
軽量のギヤードタイプへの変更をお勧めしますね。
 
また、マーティン系の様にゆったりした鳴りも、カマカ系のレスポンスの良い張りのある鳴りも、基本的には張力設定いかんで決まっています。別な言い方をすれば、その部分の作り変えでサウンドはコントロール可能なのです。
オリジナルのまま、ってことに拘る方は別ですが、もっとゆったりした鳴りにしたい、逆にもっとレスポンスが良い鳴りにしたい、鳴りのバランスを良くしたいなど、 t.m.p チューンナップではその部分の作り変えに力を入れています。
他所では決して手を下せない非常に重要な部分だからです。
 
t.m.p のウクレレ・チューンは世界中の誰もやっていない作業だと思いますが、ウクレレ弾きの皆さんのご要望にお応えすべく頑張りますよ。ウインク