終了報告 兵庫のTさん
2016 1211 ヨコハマ快晴
本日は兵庫県のTさんご依頼のヒストリーのギターのチューンナップを終了させております。明日の発送予定です。
この個体はCFS仕様ですが、フレットの形状が台形化しておりますので、新たにフレット整形をし直して、フレットトップのセンター出しを行いピッチ精度を高めております。その他の作業はネックの仕込み設定変更(0.5度修正)LCV回路の追加、t.m.p 製2連サドルへの変更調整です。
以外と知られてない点ですが、フレットはカマボコ型が基本形状ですが、ピッチ精度の点からは少し違ってくるのです。
フレットを真横から見て右利き仕様の場合、ヘッド側がラウンド形状で、フレットセンターから右半分側(ボディ側)は誇張した言い方をすれば、ピラミッドの傾斜面の様なスロープ形状が好ましいのです。
まあ、大雑把に言うなら飛行機の翼の断面形状みたいなもんですね。この形状が最もピッチ精度が高く耐久面でも変わりません。
但し、形状加工が面倒なのですが、やっただけの効果は確実に現れます。
明日からはNさんご依頼のスロープヘッド化作業を進めさせて頂きます。