キングマンのチューンナップ
2016 1118 ヨコハマ 晴れ
本日は昨日の続きでフェンダー・キングマンのチューンの続き。
フレットを打ち込み、スロープヘッド化の為にヘッド裏に接ぎ木。
これまでに散々行ってきた t.m.p 独自の一連のアコギ用チューンナップ作業です。
最初から作った方が早いくらい手の込んだ作業ですが世の中にはギターが溢れかえっていますので、次々と市販品を買い換えるのではなくて、
「手持ちの縁あって入手した楽器を少しでも完成度の高い楽器に作り変えて永く愛してあげましょう」キャンペーンみたいなもんですね。
実際それはワタシの本心であります。
人間には作る事のできない天然木をバッサバッサ斬り倒して大量生産された製品を飽きたら売る、って事が普通に行われているのはやはり悲しいです。
楽器自体に手放せないだけの音楽的な素要魅力をちゃんと与えてあげることで末長く所有者の人生に寄り添う友人のような物にしてあげる事が大切なんだと思っています。
ちまたで名人と言われている職人さんの仕事も、よく見れば過去の定番製品のコピーでしかなかったりするのに、オリジナルそっくりに作り上げるとそれが評価されるのも非常に残念なことです。よく考えてみてください。
独自の工夫もないモノマネ製品が評価されるなんて、ある種パクリ業者の仕事を評価しているような物です。
正々堂々とオリジナリティで勝負することが相手へのリスペクトでもあると思うのです。独自な製品を生み出す姿勢がオリジナリティを生むベースになるからです。
今回の様々なチューン内容も全てワタシのオリジナルであり、
音楽と楽器への愛です。