そろそろやるか
2016 1117 ヨコハマ 晴れ
今日はLH−8Fのシルバー仕様のセットアップとエイジング鳴らしをしながら個人所有のフェンダーキングマンの残りのチューンを始めました。
前にも話したかもしれませんが、アコギの世界では3×3のペグロケーションの楽器が主流ですが、6連ペグ仕様/スロープヘッド設定でのサウンドの方がはるかに曲に合う場合が多いのです。
それは丁度エレキの世界では圧倒的にフェンダー系が主流であるのと同じ意味合いで、です。ただ現実的に6連ペグロケーションのアコギでまともなバランス設定の楽器が見当たらないためにその魅力が認識されていない状況です。
それが本来設計が本業のワタシには残念でならないのです。
言ってみれば、エレキギターにストラト、テレキャスが存在してないのと同じだからです。じゃあ、その魅力を味わっていただこう、と言うワケで手持ちのキングマンをチューンして試奏出来るように準備をしようと言うワケです。
余計な御世話かな?とも少しは思ったりするのですが、たぶんワタシがやらないと世界の誰もやってくれそうも無いのでやります。過去6連ペグ設定のアコギのフルチューンはこれまでに数本しか手がけていませんから試奏された方は極僅かしかいませんしね。
商売なんか抜きで、あ〜こんな世界感があるんだ、とプレイヤーの皆さんに感じて頂ければ幸い。
3×3のペグロケーションの楽器では得られない開放感のあるレンジと爽快なストローク感、そしてベンドのし易さから、今までやらなかったプレイや書けなかった曲も生まれるでしょう。
他の誰もやらない事をするのが大好きなワタシからのご提案と受け止めて下さい。
今日は指板のR変更、ペグの元穴の埋め木加工を済ませております。
スロープヘッド設定は加工に製作したCCRの設定が導入され、勿論CF加工も導入してフルチューンで仕上げます。 完成をお楽しみに。