経過報告 ギタリストTさん | tmpブログ

経過報告 ギタリストTさん

0315  ヨコハマ 快晴

久しぶりに快晴でしたね。

本日、お隣に引っ越して来られたご家族が挨拶に見えました。
工房だと知って驚かれてました。でしょーね。 もうすぐ片付けますので。

写真はTさんのギブソン2本で、本日は全体の艶だし研磨とJ-45はフレット擦り合わせとピエゾ回路にグランドアース線を結線しました。これでジーノイズも全く出ませんのでご安心を。

これでやっと2本共セットアップ準備が整いました。まいどの事ですが、ここまで来るのがなかなかの仕事です。でもこうしたチューン作業も取り敢えずは今回が最後になりますね。




スピーカーの開発は楽器関係の仕事を終えてから深夜に進めています。
試作品はまだ塗装にも入っていません。相次ぐ設定変更の繰り返しで、本日やっと2タイプの本体設定が決まりました。
これも生産が決まったら、またアレンジを加えての再設定で進める事になります。

と言うのも、t.m.p スピーカーに採用して来た塩ビ素材に鉛が若干混入している為に、このままでは海外の輸入規制に引っかかって輸出が出来ない事が判明したので急遽鉛を含有していない別のタイプ素材で設定を全てやり直した為です。まさか2タイプの設計に4ヶ月も掛かるとは予想外でした。

とは言え、こうした難題も結果的にとても勉強になりましたね。
このスタイルでのスピーカー製作に於いては完全に独走態勢に入ったと言う事ですから。
小保方さんの一件を見習って検証に検証を重ねて最良の設計を導き出しましたし。

残念なのが、こうした独自の構造設計から得られる効果を実験でデータ化するには専門の音響試験所に依頼して第三者機関の実験結果として立証する必要が有ります。
@自社計測データは信憑性を疑われるからです。
問題なのはその費用が100万を越えるんですね。

明らかに従来のスピーカーとは次元の異なる結果を得られているわけですが、第三者機関の試験結果としてそのデータを添付出来ないのが資金に乏しい個人開発者の辛いところです。

サークルフレッティングの場合もそうでしたが、従来に無いものを生み出す場合、なんだかんだで費用が300万以上は掛かりますね~ マツシタが裕福でない理由はそこにあります。( ̄ー ̄;