経過報告 新規SP開発 | tmpブログ

経過報告 新規SP開発

1013  ヨコハマ 晴れ

昨日までの開発断念の空気はすっかり流して心機一転、8センチの信頼出来るユニットを使って、あらためて設計と試作をぶっ通しでやってました。

一度扱ったユニットはデータも充分取れているので設定アレンジもスムースに進みます。
どっちみちですね、ひとつのSPユニットに対しては極限られた設定でしかバランスしませんから、以前のデータがそのまま生かせるので開発もやり易いのです。

一旦、ユニットデータからSP本体の設計を済ませ、それをユニット特性と共にシュミレーターに入力して波形を確認するんです。問題が無ければ、その設計のままに試作器を製作して、実際に音出しして、それをアナライザーを通して設計通りの特性を備えているかどうか再確認しつつ、最後の決めては出来る限り多くの音源で音色や空間情報までちゃんと再生出来ているかをとことん聴きつめます。

オーディオメーカーさんでは出来ないのがここの部分ですね。
ワタシは音楽製作現場育ちですので、あらゆる生音を身体で覚えていますし、自分自身で手掛けた楽器で録音されたアルバムが300枚以上有りますので、それらの経験から忠実な再生音とバランスが得られているかを確認します。
いくらデータ上問題無くても音色の違いまでは波形から読み取れませんから最後の決めはヒヤリングなんです。 今週はこのスピーカーの試作に終始しそうですね。

でも5弦ベースの塗装の中塗りを明日は行ないます。