終了報告 ギターのMさん | tmpブログ

終了報告 ギターのMさん

0610  ヨコハマ 晴れ

晴れはしましたが蒸し暑い1日でした。

写真は2本共、昨日の元エドワーズ製のレスポール同様にギターのMさんからの依頼品です。
手工品のガットはWBHナット&オクターブサドルに変更作業です。

この個体は素材も作りも良い品ですが、やはりネックは大きく順ゾリが出て弦高も高いです。
またネックの強度を補う為に黒檀の指板厚も7㍉をオーバーした厚さがありますから、少し硬質な音質です。本来のバランスからするとガットギターの指板厚は6㍉で仕上げたいですね。その方がより豊かで音楽的なバランスの楽器になるからです。
こうした状態の個体を見るとワタシお得意の100年ネック構造に作り替えてあげたくなりますねえ。ガットギターの平均的な弦の張力のおよそ1.5倍の負荷をかけてもトラスロッド無しで耐えますからね。
@奏者の一生よりも長くネックをフラットに保てるので100年ネック構造と名付けました。

ストラトは以前にt.m.p製のネックにコンポーネント用のボディを使って組み上げたスタンダード仕様のものです。今回はオーバーホール調整。無事に終了致しております。