経過報告 横浜市磯子区のNさん2回目 | tmpブログ

経過報告 横浜市磯子区のNさん2回目

0129  ヨコハマ 晴れ

朝早くからギブソン CS 製 J-45 の2回目の燻煙に入ってました。身体が冷えきりますねえ。

写真は2セット目の燻煙処理が終わったところで一旦燻煙庫から出して、ペグのロケーション変更の為に元のペグ穴を埋木しているショット。
この後にブリッジの段差加工の為に治具を作成して段差加工を済ませてから3セット目の燻煙へと移行させます。

今回のペグ・ロケーション変更はペグのセット位置全体を3㍉程セロフレットから遠ざけるリロケーション作業なんですが、どうやらこのカスタムショップ製は初期の J-45 からマイナーチェンジした際にペグのロケーションに伴ってヘッド角も1度浅くなってますし、ヘッド面積もオリジナルの J-45 より一回り小振りになっています。この変更の意図が今ひとつ見えませんねえ。

このヘッド角1度の差を踏まえてペグ位置を算出した理想的な位置にリロケーションします。
狙いはオリジナルの J-45 の泥臭く腰のあるサウンドを備えさせるのが目的の作業です。

こうしたヘッド角の僅かな違いやペグのロケーションの1㍉、2㍉の違いがどれだけサウンドに影響を与えるかをしっかり研究した技術者でない場合、安易な設定変更により楽器の魅力を大きく損なう原因を自ら生み出してしまいがちです。何度も言いますが、まず楽器は設計が命なんです。

皆さんの目からは僅かな違いであっても皆さんの楽器にとっては単なる「製品」と「楽器」の違いの差を生み出すものなのです。今回のチューンでもその事を証明しましょう。