作業中断 | tmpブログ

作業中断

9/25  ヨコハマ 雨

台風が海の上を通過中。暫く雨降りが続く模様。

CCR-312 のネックは塗膜を研磨して最後のコーティングをする段階まで来ましたが、台風が過ぎ行くまでは無理ですね、仕上げ塗装は。

U さんのフレットレスは通常のジャズベのFLネックをt.m.p仕様に作り替えて対応する事にしましたので、今回製作中のネックはフレッテッドで完成させる事にしました。

折角だから以前にミディアムスケール設定のRetro City を設計した折りに、ロングスケールのトレモロ仕様のボディ・デザインと平行して、Retro City-Bass のラフデザインもデザインストックしてましたので、今回はそのラフデザインの完成度を高める作業を始めました。

写真はフリーハンドのラフデザインを薄板加工でテンプレート作成したモノです。
こうして、まずはラフデザインでマスサイズ設定の確認をしながら全体のラインを完成形に持ち込んでいきます。結果的にいつもラフデザインのテンプレートはポイすることになります。

1本の楽器のボディ・デザイン起こしから始めて、ピックガードも同じ様に何枚もテンプレートを起こして確認をしながら最終設計まで持ち込むのですが、たまたまこんなデザインにしてみたら、こんな感じの楽器になりました、なーんてやり方じゃダメなんです。
素人さん張り切って!みたいなやり方じゃ~ね。

まず最初にサウンドのイメージが叩き台になって、頭の中でデザインを仕上げ完成させます。
試作開発がそもそも専門のワタシですが、長年の経験とは恐ろしいモンでして、アタマの中で設計が終ればその音が出るんですね。
イメージの中で「もうチョイだけボディマスを広めて・・材をバスウッドの43ミリ厚とすると・・」って、丁度デジタル音源のパラメータをいじってる様な感じですね。
その音が出ます。頭の中で。

しばらく台風の影響で作業は限られるでしょうから、その間にRetro City-Bassとロングスケール/2点支持トレモロ仕様のRetro City-Lの試作の準備しちゃいます。

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