可哀想な奴 | tmpブログ

可哀想な奴

7/16   ヨコハマ 晴れ

気温も30チョイだし湿度も低め。塗装には絶好だね。

コーティング作業の合間にやってるのは先日持ち込まれた70'S のフェンダー・JB
70'S 後期からの大量生産時代の製品はもう笑っちゃうくらい加工が大雑把なので「こりゃ面倒なのが持ち込まれたなあ~」と言うのが正直なところ。(^_^;)
予算も取り敢えず使えるレベルに、と言う最小限コストにての作業です。

この個体は依頼者 Aさんが三代目のオーナーで2代目の方から頂いたそーな。
PUはディマジオに変更されていて、正に80年前後のディスコバンドのベーシストがよく弾いていたタイプのファンクバンドのベーシスト御用達の1本って感じのジャズベですねえ。
それにしても状態はすんごい事になってます。
どうやら元はナチュラルカラーだったのをクリームに変更され、その後でパーツを外さないまま色を落としてナチュラルに戻そうとして途中で諦めた、と言う経緯の様子。

ネックもまるで雨天決行ライブでびしょ濡れになった個体の様です。塗膜がボロボロでまるで森の中に落ちてた枯れ枝を触ってる様な感触。これじゃ~とても弾く気になれませんもんね。

まず、ささくれ立ったネック塗膜をサンドブラスター処理で表面を一膜落とし再コーティング作業をしています。写真2
ボディも使われているネジ系がサビでボディから抜けないものが何本もありましたので、今回全て新品のスクリューに変更します。このままほっとくと本当に抜けなくなりますから。

3点止めのネックですからネック仕込みに円形のプレートが取り付けてありますが、ここも埋木した上で更に仕込み変更の為に接ぎ木加工しています。写真3がプレートの埋木  写真4が仕込み部接ぎ木後のショット
これで深過ぎていたネックの指板上面高の変更と仕込み角設定も修正し、更に4点止めプレートに変更して最終的に t.m.p 設定化します。
これだけでも全く別物の鳴り反応を示す様になります。

後はフレット・ファイリングとPUアッセンブリーのPU以外の電装を新品再生。
鳴りの基本部分だけですが、そこにしっかり手を加えて、ご本人が弾く気が起きる楽器になるようにするのが今回のワタシのお仕事です。 Aさん、これで焼き肉1回分の貸しね!(^ε^)

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