個別報告 J-45/Mさん | tmpブログ

個別報告 J-45/Mさん

5/20 ヨコハマ 小雨降り

梅雨っぽい1日です。塗装も燻煙もなーんも出来ません。

本日 ギター&チェロ奏者のHI さんのギターに水牛の角ナット加工が終了しております。
お受け取りのご予定をお知らせ下さい。

写真はフルチューンに近い作業中のMさん所有のオールドギブソンの J-45 です。

今回の作業内容は指板修正&リフレット、ブリッジ台座段差加工、ブリッジ裏面のボールエンド位置修正、グランドアース処理加工、サンライズ PU 取り付け、ナット&サドルを水牛の角から削り出し作成となっております。

今日からリフレット作業に入っています。
写真は打ち込むフレット(これはジムダン6150)の足のピッチと指板のスリット・ピッチの相性(食い込み具合)を見極める為に仮打ち込みしている時のショットです。
今回もピッチ調整済みの上での打ち込みですから相性はバッチリです。

ちなみに、主に量産品ではメーカーの下請けさんで指板にフレットがプレスでセットされ、その状態でメーカー工場に納入され、そのままネック本体に接着する分業スタイルが主流です。
早い話し、ネックに指板を貼り付けて、そこにフレットを打つのでは無く、既にフレットが付いた指板をネックに接合しているのです。
これなら現場のパートのおじさんオバさんでも作業出来ちゃうからです。
今や業界ではフレットの手打ちは殆ど行われていないのが現実 (w_-; いやはや・・

Mさん、この楽器は今週の土曜日にお渡し出来る予定です。お楽しみに。

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