いい天気
12/25 ヨコハマ 実にいい天気。
今年のギター関係の依頼作業も一通り終了してホッとしてます。
今日は5弦のビオラと同じく5弦の試作ヴァイオリンのニスの下塗り。
*写真1がビオラ 写真2が5弦ヴァイオリンのヘッド裏
5弦のヴァイオリンはヘッド拡張作業の結果、こんな形状に加工をまとめました。
5弦のヴァイオリンはこのヘッド拡張構造を前提にしなくては、まともな張力設定にする事は不可能と結論付けました。
エレキベースの5弦をワタシが初めて製作したのは今から30年近く前の事でしたが、当時は5弦のベースは初めての存在でしたので見向きもされませんでしたね。
それから随分時が経過して多弦ベース自体の存在価値が高まり今日に至っていますが、途中で「従来の4弦のサウンド鳴りが5弦では得られていない」と言う事で「5弦の鳴りはそんなもん的」な評価が多かったです。
実際、多くのメーカーが生鳴りバランスが出せない為にアクティブ化によるEQ補正でダイナミクス不足を補う方式に移行して行きました。
楽器は生鳴りが重要、いかにも電気的なアクティブサウンドが嫌いなワタシは、パッシブでプレイヤーが満足のいく鳴りとバランスを備える楽器を製作して来ました。
そもそも4弦の鳴りが5弦で得られないのは、ごくごく当たり前の事なのですが、それを理解出来ない方が非常に多かったですね。1本弦が余計に加わった事でそれまでの4弦のペグレイアウト設定は不可能になりますから4弦としての張力バランスは得られなくなるのが当然なんですけど、それを納得出来ないと言う方が多いので当時は説明するのが面倒でした。
また、ローB 弦自体弦径が太い為にナットやサドルのところで曲がりきれずに浮き上がるので
音がスカスカに成り易いんですね。
だからこそ、そこをどーバランスさせるかが技術屋としては腕の見せ処なワケで、tmpでは5弦としての構造設定を新たにし直す事で、5弦ベースとしての張力バランスを幸い構築出来たわけです。
これからは恐らく古典楽器奏者の方々に同じような説明が必要になるでしょうね。
物理的に4弦と5弦を同じ設定にする事など不可能であって、あくまで5弦は5弦としての完成度を求めて行くしか無いのだという事を理解してもらわなくてはいけないからです。
まあ、やっかいな事にはなるでしょうねえ~ ( ̄ー ̄;
今年のギター関係の依頼作業も一通り終了してホッとしてます。
今日は5弦のビオラと同じく5弦の試作ヴァイオリンのニスの下塗り。
*写真1がビオラ 写真2が5弦ヴァイオリンのヘッド裏
5弦のヴァイオリンはヘッド拡張作業の結果、こんな形状に加工をまとめました。
5弦のヴァイオリンはこのヘッド拡張構造を前提にしなくては、まともな張力設定にする事は不可能と結論付けました。
エレキベースの5弦をワタシが初めて製作したのは今から30年近く前の事でしたが、当時は5弦のベースは初めての存在でしたので見向きもされませんでしたね。
それから随分時が経過して多弦ベース自体の存在価値が高まり今日に至っていますが、途中で「従来の4弦のサウンド鳴りが5弦では得られていない」と言う事で「5弦の鳴りはそんなもん的」な評価が多かったです。
実際、多くのメーカーが生鳴りバランスが出せない為にアクティブ化によるEQ補正でダイナミクス不足を補う方式に移行して行きました。
楽器は生鳴りが重要、いかにも電気的なアクティブサウンドが嫌いなワタシは、パッシブでプレイヤーが満足のいく鳴りとバランスを備える楽器を製作して来ました。
そもそも4弦の鳴りが5弦で得られないのは、ごくごく当たり前の事なのですが、それを理解出来ない方が非常に多かったですね。1本弦が余計に加わった事でそれまでの4弦のペグレイアウト設定は不可能になりますから4弦としての張力バランスは得られなくなるのが当然なんですけど、それを納得出来ないと言う方が多いので当時は説明するのが面倒でした。
また、ローB 弦自体弦径が太い為にナットやサドルのところで曲がりきれずに浮き上がるので
音がスカスカに成り易いんですね。
だからこそ、そこをどーバランスさせるかが技術屋としては腕の見せ処なワケで、tmpでは5弦としての構造設定を新たにし直す事で、5弦ベースとしての張力バランスを幸い構築出来たわけです。
これからは恐らく古典楽器奏者の方々に同じような説明が必要になるでしょうね。
物理的に4弦と5弦を同じ設定にする事など不可能であって、あくまで5弦は5弦としての完成度を求めて行くしか無いのだという事を理解してもらわなくてはいけないからです。
まあ、やっかいな事にはなるでしょうねえ~ ( ̄ー ̄;