RetroCity その他:経過報告 | tmpブログ

RetroCity その他:経過報告

7/24 ヨコハマ曇り空 蒸し蒸しの1日です.

サラリーマンの方々は朝のラッシュ時の電車で通勤されている方も数多くいらっしゃると思います.以前はワタシも東急田園都市線で渋谷まで毎日電車通勤でしたから分かるんですが、あのギュウギュウ詰めの蒸し風呂状態は最悪ですもんね.(><;) ごくろーさまです.

まあ、そこへいくとミュージシャンの皆さんはお気楽ですわ.たいがいその時間帯はまだベッドの中でお休み中ですもんね.

写真は中塗りまで進んだRetroCity-P90Wなんですが、来るお客さんがコレを見て、「あ~、もうこの艶消しのままでいいじゃないですか~カ~ッコいい!」なーんておっしゃる方の方が多い.
「う~ん、そお? んじゃ、そーしちゃおうかなあ~」なんてこっちもこのまま艶消しで行こうかなあ~と悩んだりして.もうちょっと考えてみます.

基本的にエレキギタ-系の塗装膜は必要厚の5倍程は軽くあります.純粋なオールラッカーのtmp製のカスタムですら本当は中塗りまでで充分な程なんです.
皆さんは長年分厚い製品を見慣れちゃっているだけで、本当は世界中のどんな気候や環境のショップに出荷しても大丈夫な塗装に仕上げる為にメーカー側の都合でぶ厚い塗膜になったに過ぎません.そこに音楽的な意味合いは存在しないのです.逆に木を塗膜で閉じ込めてしまっていますので木の振動は妨げられています.音楽的にはデメリットの方が遥かに大きいですね.

本来楽器の塗装は水分さえ弾ければそれで充分なんですから.ヴァイオリンなんかは薄いニスですからトップ板を指先で擦るだけでザラザラと音が出るくらいです.指の指紋の抵抗だけで音が出るって事です.

CCR-312のブラックヘッド仕様は通常フィルムの転写シールだと下地が透けてロゴが見えなくなってしまうのでブラックのヘッドカラーリング仕様ではフィルムではなくシール系の不透明シートでロゴをプリントしなくては行けない為にシール自体の厚さがフィルムの何倍もの厚さがある為にこのヘッドには通常よりも厚い塗装膜が必要になってしまいます.
その為にCCR-312のブラックヘッド仕様だけはロゴの為だけに2~3週間程は通常塗装より完成が延びてしまいます.(写真2)

勿論、業者に水転写のロゴを発注すればこの問題も解消出来るいいんですけど、tmpの場合からすると、ギター系で2タイプ、ベース系で1タイプの最低でも3タイプのロゴを発注する必要があるのですが、1タイプ500シートからの発注ですからウチでは殆どが残っちゃうだけなんですね.
ですから無駄にならない様に必要数だけ市販のデカールシートにプリンターで印刷して作ってるんです.それに、あと20~30本程度の楽器しか作らない予定ですしねえ.

今日までにストラトにマウントする為のロングスケール・ネックと大阪のKさん用RetroCityのネック(右)のフレット打ちまでを終了してありますが、塗装の続きが出来ないんですね.この湿度では.(写真3)



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