ワタクシの最近の趣味? | tmpブログ

ワタクシの最近の趣味?

5/22 ヨコハマ雨模様.

今日は塗装も燻煙も出来ませんからリクリエイト作業中の1890年イタリー製のヴァイオリンにWラディアス指板を製作して接合作業までを行なっていました.

夕方からは二子玉川のライブハウスまで出向いてファブボンドと言うバンドのライブに顔出し.
ギターとベースがtmpプレイヤーの二人でしたが「この二人ならミュージシャンとして大丈夫だな」と彼らの演奏を聴いて感じる事が出来ましたので1stだけ聴いて戻って参りました.

t.m.p 製のヴァイオリンやビオラもWラディアス指板の仕様が前提なので、あらためてエボニー指板をどういう工程でどう精度出しするのが最も理想かつ効率的かを半日掛かりで実際に作業しながら検証していました.気がついたら食事も取り忘れて.

写真はネック本体のラディアス仕様化したものに同じく指板自体をラディアス加工を済ませた接合前の写真.2枚目3枚目は作業工程の見直しをしつつ、加工後の精度確認はどうするのが良いのかを検討していた時のショット.

まず加工精度が出し切れていない時点での未接着状態でネックに指板を乗っけて指先で一旦押え、そして押えた指先を離すと、当然ながらパコンっ!と言って指板端末がボディトップに落ちます.
これが密着精度が充分出ますと、同じ様に未接着のまま押えた指先を離しますと、極々僅かな差ですが指板端末がボディトップに落ちるまでの最初のタイミングが遅れるんですね.

これは接着面に隙間があればある程、気圧は外部と同じなので押えた指先を離すと同時に指板は即端末から落下するのに対して、接合面の密着精度が高く成れば成る程に接着面が真空に近づく為に、指板は外気圧に押されて、ネックと指板が離れるタイミングがほんの僅かですが遅れる為と推察されます.

接着剤で接合されてりゃ同じじゃないの?と言うのは大きな誤りでして、接合面の密着精度が高いその上に接着剤の接着効果が加わって初めて理想的な接着となるのです.
間に隙間があってそこを接着剤が埋め合わせている状態というのは木と木が密着せずに隙間の接着剤が干渉してくるので本来の木の響きが素直に伝わらず、レスポンスにも劣化が必ず起きます.

だからこそ、どうやったら接着面の密着精度が高まり、より真空に近づけられるか加工方法を検証していただけでなく、より真空に近い状態にまで加工精度が出ているかどうかを確かめるにはどうしたら良いのかを検討していたのです.
その結果、精度が出切った場合にはこうして未接着状態で指板を宛てがい、その押えた指先を離してから極僅かながら双方が離れるタイミングにズレを生じたら、それはかなり密着精度が高まっていると判断出来ると結論付けしたワケです.

なんだか趣味の世界の話みたいですが、ここまで手加工で高い加工精度が出せれば、それだけ他の人が真似ようとしてもそれ自体が困難であるという事ですので非常に重要なポイントでもあります.
で、最終的に分かった事は「精度が出るまでこの工程は終われない」と言うのが結論.(^O^)

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