不覚にも | tmpブログ

不覚にも

4/14 ヨコハマ雨降り

気付けば土曜日じゃありませんか.
今日は雨で燻煙も塗装も出来ないのでセットアップ系を済ませようと思っていたのですが、不覚にも鋭い小刀で親指の先を突き刺してしまったので重さの有るエレキ関係の作業は避けました.
AさんのSH化+ブロックサドルへの変更作業を終える予定でしたが誠に申し訳ない.

久々に怪我を負ってしまって恥ずかしいですねえ.昔は今以上に未熟モンでしたからよく刃物で切り傷を負いました.刃物が切れると痛くは無いんです不思議と.その代わりスパッと切り裂かれた肉の間から白い骨が見えたりして.( ̄□ ̄;)

そんな訳で急遽、重さの軽いヴァイオリンとヴィオラの作業に振替.

1900年製のイタリア生まれのヴァイオリンはバスバーも剥がして作り替えの準備.複雑に湾曲したバスバーとトップ板を密着させるのは結構難しいんですよ.ここをうまくやらないとその楽器の低域は間違いなく死にます.
片や、ヴィオラの方もバラして根本的な作り替え作業もだいぶ進み、裏板を接合出来るところまで来ました.深いチェロの響きにしなやかなヴァイオリンの響きを融合させたトーンが t.m.p製のヴィオラに与えたい基本特性です.その為だったら必要な作業は全て行ないます.

しかし、案外、古典楽器達は見た目は格式があるゴージャスなルックスですが、見えない内部の仕上げや精度は今イチなのが多いですね.写真の個体は手を加えまくったから美しく見えますが最初はぜんぜんでしたよ.
それにしても古典楽器達をこんなにも様々な部分を作り替える事になるとは数年前は思っていなかったですね.それこそオリジナリティーなんか入り込む余地なんか無いだろうと思っていましたから.

今ではここまでやって大丈夫?ってくらい新しい要素を入れまくってます.(^o^;)

さっ、ミサイルも海に落ちたし来週も頑張って行きましょう.


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