春一番なのかな?
3/30 ヨコハマ晴れ.風強し.
春一番なのでしょうかねえ? 外は突風が吹き捲くってますので塗装は無理.
写真は前回お見せした新しく製作している個体のCCR-312のトップとバック材の接合でニカワが乾きましたので本日は生地仕上げとベーシックな部分の加工を済ませました.
後はオーダーに合わせてPUキャビティ加工を済ませるだけの状態で寝かして置きます.
こうした強風の日の外での生地磨き作業時には舞い上がる木屑や木の埃が風で勝手にすっ飛んで行ってくれるので木の粉まみれにならなくていいので助かりもします.それでも唾をペッと吐き出せば木の粉が唾液に混じってますから吸っている事には変わりないですけどね.
今月は晴れてはいても気温が低かったりして外での作業は身体が冷えて疲れが溜まってしまった様です.でも本日は整体治療の日ですのでI先生に身体をいい状態に戻して貰えるので大丈夫.
ちなみに、CCR-312やTELESAのホロウモデルの製作行程を報告したりしてますと、質問で「内部の座グリ構造はやはり見せたく無いから紹介されないのですか?」とおっしゃる方が居たりします.
現在はこんな時代ですから開発依頼で仕事を受ける事も需要自体も無くなりましたが、それでも楽器製作に最も重要なのが設計ノウハウであり、それこそが最も大切な財産ですから自分でブランドを所持して製作している以上はノウハウは簡単には明かせませんね.片やお金を頂いて設計して片や無料で公開してなんて、それじゃあ筋が通らないですしね。
通常ですとこうした内部構造を知りたい場合の手段としては、まずその楽器を入手して非破壊検査に出すのです.まあ言ってみればレントゲン撮影するって事です.
ネックなら10万弱(トラスロッドの埋め込みカーブ設定確認etc)ボディなら20万弱でバラさずともレントゲン撮影で内部構造まで確認する事が可能です.後でその楽器は売っぱらってしまえば購入コストの部分回収も可能ですしね.
実はワタクシの設計開発料金もその点から設定しているのです.
例えば、完成したら40万で販売する楽器ならその1本分の料金プラス、全てのレントゲン撮影コストの30万程を加算したコストがベーシック料金として頂きます.それ以外にも必要な設計部分は別料金となります.
これは設計料など払いたく無い場合でもその楽器を入手して検査すれば分かってしまうからです。ですからその代金をベースとしているわけなのです.
*以前の話ですが、某メーカーではドンズバのレスポールを作る為に実際に50'sのオールド・レスポールを購入してヘッドからボディを真ん中でまっぷたつに切断してデータ取ったそーですよ.
各ギターもベースもラインナップ・モデル全てそーしてデータとったらしい.お~ノウ!(ノ゚ο゚)ノ
でもそんなことして設定を真似ても開発能力やノウハウなどの実力は付かないですからね。真似は永遠に真似でしかないのです。
そんな事よりも、このブログ読者さんには製作家を目指している読者さんもおられますから、その方々の為を思えば「そこは自分で検証実験を重ねて独自のノウハウを構築しなさいね」って思いですね.
相手の将来を思うなら説明しない/明かさないのも愛情ですから.
「こうだよ」て見せたら、どうしてこうなったかを分からぬまま影響を受けてしまうかも知れませんでしょ? それはある意味で相手を潰してる様なモンです.だってアナタがマラソンのコーチだったら選手が苦しんでるからってアナタが選手の替わりに走たって何~の意味も無いでしょ? 本人が自分で乗り越える力を付ける事こそが重要ですからね.基本すべて自分でやるべきです.誰かに頼らない事が重要.せいぜいアドバイス程度に留めるのが愛情ってもんですワ.
ましてや何でもかんでもネット情報や聞きかじり情報を集めるばかりで実際の葛藤や苦労も無く体験値ゼロでは何~の役にも立たない頭でっかち人間に成り下がりますからね.人としてそれは危険です.
自分が何ものにも代え難い経験を積み重ねてこそのキャリアです.自在にイメージした楽器を製作出来る様に成れたとしても、それで世間から正当な評価を得られるかは別問題ですしね.
今日はもう仕事をせずに治療時間まで休んでいるつもりです.

@3/31 この個体は売約済みとなりました。
春一番なのでしょうかねえ? 外は突風が吹き捲くってますので塗装は無理.
写真は前回お見せした新しく製作している個体のCCR-312のトップとバック材の接合でニカワが乾きましたので本日は生地仕上げとベーシックな部分の加工を済ませました.
後はオーダーに合わせてPUキャビティ加工を済ませるだけの状態で寝かして置きます.
こうした強風の日の外での生地磨き作業時には舞い上がる木屑や木の埃が風で勝手にすっ飛んで行ってくれるので木の粉まみれにならなくていいので助かりもします.それでも唾をペッと吐き出せば木の粉が唾液に混じってますから吸っている事には変わりないですけどね.
今月は晴れてはいても気温が低かったりして外での作業は身体が冷えて疲れが溜まってしまった様です.でも本日は整体治療の日ですのでI先生に身体をいい状態に戻して貰えるので大丈夫.
ちなみに、CCR-312やTELESAのホロウモデルの製作行程を報告したりしてますと、質問で「内部の座グリ構造はやはり見せたく無いから紹介されないのですか?」とおっしゃる方が居たりします.
現在はこんな時代ですから開発依頼で仕事を受ける事も需要自体も無くなりましたが、それでも楽器製作に最も重要なのが設計ノウハウであり、それこそが最も大切な財産ですから自分でブランドを所持して製作している以上はノウハウは簡単には明かせませんね.片やお金を頂いて設計して片や無料で公開してなんて、それじゃあ筋が通らないですしね。
通常ですとこうした内部構造を知りたい場合の手段としては、まずその楽器を入手して非破壊検査に出すのです.まあ言ってみればレントゲン撮影するって事です.
ネックなら10万弱(トラスロッドの埋め込みカーブ設定確認etc)ボディなら20万弱でバラさずともレントゲン撮影で内部構造まで確認する事が可能です.後でその楽器は売っぱらってしまえば購入コストの部分回収も可能ですしね.
実はワタクシの設計開発料金もその点から設定しているのです.
例えば、完成したら40万で販売する楽器ならその1本分の料金プラス、全てのレントゲン撮影コストの30万程を加算したコストがベーシック料金として頂きます.それ以外にも必要な設計部分は別料金となります.
これは設計料など払いたく無い場合でもその楽器を入手して検査すれば分かってしまうからです。ですからその代金をベースとしているわけなのです.
*以前の話ですが、某メーカーではドンズバのレスポールを作る為に実際に50'sのオールド・レスポールを購入してヘッドからボディを真ん中でまっぷたつに切断してデータ取ったそーですよ.
各ギターもベースもラインナップ・モデル全てそーしてデータとったらしい.お~ノウ!(ノ゚ο゚)ノ
でもそんなことして設定を真似ても開発能力やノウハウなどの実力は付かないですからね。真似は永遠に真似でしかないのです。
そんな事よりも、このブログ読者さんには製作家を目指している読者さんもおられますから、その方々の為を思えば「そこは自分で検証実験を重ねて独自のノウハウを構築しなさいね」って思いですね.
相手の将来を思うなら説明しない/明かさないのも愛情ですから.
「こうだよ」て見せたら、どうしてこうなったかを分からぬまま影響を受けてしまうかも知れませんでしょ? それはある意味で相手を潰してる様なモンです.だってアナタがマラソンのコーチだったら選手が苦しんでるからってアナタが選手の替わりに走たって何~の意味も無いでしょ? 本人が自分で乗り越える力を付ける事こそが重要ですからね.基本すべて自分でやるべきです.誰かに頼らない事が重要.せいぜいアドバイス程度に留めるのが愛情ってもんですワ.
ましてや何でもかんでもネット情報や聞きかじり情報を集めるばかりで実際の葛藤や苦労も無く体験値ゼロでは何~の役にも立たない頭でっかち人間に成り下がりますからね.人としてそれは危険です.
自分が何ものにも代え難い経験を積み重ねてこそのキャリアです.自在にイメージした楽器を製作出来る様に成れたとしても、それで世間から正当な評価を得られるかは別問題ですしね.
今日はもう仕事をせずに治療時間まで休んでいるつもりです.

@3/31 この個体は売約済みとなりました。
