終了報告 品川区のIさん
1/25 ヨコハマ快晴.雪解け中.
写真はチューンが終了したIさんのヘフナーベース.皆さんご存じないかも知れませんが、このベース侮れないんですよ.エレベの中で最もアップライトベースに近いトーンを備えているモデルだからです.
仮に指板を貼り直して180Rくらいで作り替えフラットワウンド弦を張ったなら、もっとコンバスに近いサウンドのエレベとなるでしょうね.基本、良く出来たベースです.
最近夜中にヴァイオリンの作業をやってますが、割と最近の楽器でも古い個体であってもバラしてトップ板とバック板を取り外しますと本来であれば平らなところに置いたらそこに密着する形に収まっていなくてはいけないのですが、殆どが個体差こそアレ、あぶったスルメみたいに湾曲しています.
以前にも触れましたが作製時点で平面精度が出ていても、これまでのヴァイオリンの定番の削り形状では木材の乾燥が進むにつれ変形する筈なんですね.ですから実際にバラして平面部分に置きますと隙間が空くんです.
で、現在何本も削り修正を行なっておりますが、元のバラした状態で変形したトップ板/バック板も削り修正を終えますと変形が収まって平面に置くと水平が出てるんです.要するに、削り修正した事で出ていた変形が収まるという事は通常の削り形状が完璧でない事の証なんですね.
そうした変形が材の響きに歪みを与えるんです.デッドポイントやブーミーポイントが出るのもそうした歪みが生み出しているとワタクシは考えています.逆を言えば、削り方さえ正しければデッドやブーミーポイントを減少させる事も可能だという事です.
いや~、いろいろと謎が解けて分かって来ちゃったので楽しいなあ、ヴァイオリン製作は.(^O^)
写真はチューンが終了したIさんのヘフナーベース.皆さんご存じないかも知れませんが、このベース侮れないんですよ.エレベの中で最もアップライトベースに近いトーンを備えているモデルだからです.
仮に指板を貼り直して180Rくらいで作り替えフラットワウンド弦を張ったなら、もっとコンバスに近いサウンドのエレベとなるでしょうね.基本、良く出来たベースです.
最近夜中にヴァイオリンの作業をやってますが、割と最近の楽器でも古い個体であってもバラしてトップ板とバック板を取り外しますと本来であれば平らなところに置いたらそこに密着する形に収まっていなくてはいけないのですが、殆どが個体差こそアレ、あぶったスルメみたいに湾曲しています.
以前にも触れましたが作製時点で平面精度が出ていても、これまでのヴァイオリンの定番の削り形状では木材の乾燥が進むにつれ変形する筈なんですね.ですから実際にバラして平面部分に置きますと隙間が空くんです.
で、現在何本も削り修正を行なっておりますが、元のバラした状態で変形したトップ板/バック板も削り修正を終えますと変形が収まって平面に置くと水平が出てるんです.要するに、削り修正した事で出ていた変形が収まるという事は通常の削り形状が完璧でない事の証なんですね.
そうした変形が材の響きに歪みを与えるんです.デッドポイントやブーミーポイントが出るのもそうした歪みが生み出しているとワタクシは考えています.逆を言えば、削り方さえ正しければデッドやブーミーポイントを減少させる事も可能だという事です.
いや~、いろいろと謎が解けて分かって来ちゃったので楽しいなあ、ヴァイオリン製作は.(^O^)