仕事初め | tmpブログ

仕事初め

1/2 新年明けて2日目は晴れましたがけっこう寒いです.

実は元旦から仕事を初めて今日が2日目.明日お休み頂くつもりでおります.

正直申し上げておきますと、エレキ関係の製作は50~100Kg近い材木の固まりから一人で製作する為に既に2カ所も背骨の骨がダイレクトに接してしまっている壊れかけたワタクシの身体には相変わらず負担が大きいんですね.

たぶんもって後3年ぐらいかな?って感じています.まあそれだけの年数があれば30本くらいのカスタム製作が出来ますしね、それでいいかな、と.
とは言え、このワタクシがすんなりリタイアなんぞ出来る筈も無いだろうし・・(;^_^A 
そんな意味もあって、還暦以降は製作時の身体への負担がずっと少ないヴァイオリン製作&チューンナップをメインにする為にもう一度最初からノウハウを構築し直そうと思っている訳です.

取り敢えずは100年以上前にイタリアで製作された個体とか2000年にカナダの手工家が製作した個体ですとか、あえて中国製のエントリーモデルにチューンナップコストを抑えた形での手の入れ方をした場合などそれぞれのクオリティに関して検証をして行くつもりです.

それらは数万円で購入出来たモデルもあり、壊れた個体である為に数十万で入手出来た個体もありと様々な状態では有りますが、研究され尽くされたと言われているヴァイオリンですから基本的に外周サイズや形状設定まで高額なモデルもローコスト品も形には大差は無いと言っても良いでしょう.ニカワで接着構成された楽器ですからバラバラに出来るのが素晴らしい.

でもそれらをバラしてみると、要部分の設定や内部の削り込みや仕上げがどれも中途半端なんですね.
たぶんストラディバリやガルネリのモデルを参考に作られ模倣の域を脱していない、結局コピーなんですね.ですから削り込み形状も材厚も似た様に作られているだけで無駄が多いです.加工精度に問題が有って木部に歪みがあるまま接着されている物も多い様子ですね。

形にするだけなら簡単です.真似て作ればいいんですから.でも最初にここまでのクオリティに作り上げた人間と、よく分かんないんだけど取り敢えず模倣をしただけの人間には能力/感性に雲泥の差があるんですね.

もう長年こんな仕事をしていますと、内部をみただけで「あ~これじゃ~鳴らんわ」って、すぐにどこがダメかが分かります.ですからそこに徹底的に手を加えて作り替えをすればいいんです.
これまで数十本のヴァイオリンをバラしてチェックしましたが1本たりとも内部の削り込みが完璧に出来ている個体はありませんでした.これじゃあ演奏家の評価がいいわけ無いんです.

最近アップしている写真のヴァイオリンはそうして全体をくまなく作り替えをした個体達です.

外見は同じ様に作られて入るけど細部設定が甘いし、内部に至ってはかなり問題有り.
鳴り響く様に作られていない.それが多くの個体が抱え込んだ最大の問題の様なんですね.
だからこそ、ワタクシは燃えるんですね.(^ε^) 常識を覆すっておもしろいですから.

まあ、あんまりこんな事言ってるとヴァイオリンの製作家さんや業者さんに「何言ってやがる、たかがギター屋が!」ってバカにされそうですからこのくらいにしておきましょ.

一番大切なのは結果を出す事なんだと思っています.同業者や販売サイドが何と言おうと演奏家が凄い!って言えばいいのです.楽器は演奏家の為にあるのですから.
いずれ、演奏家の方々の支持を得る形で必ず結果を出したいと思っています.(^O^)

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