来年に向けて | tmpブログ

来年に向けて

12/13 ヨコハマ快晴.朝一で外出し戻ってからは写真の材の切り出し.

この材はやっと乾燥が基準に達した「ヒガツラ」と言う材です.本日は裁断して燻煙庫に納められる様にしておりました.写真はその一連の切り出し作業の工程毎の写真.

少し前にワタクシがあまりアルダー材を採用しない理由をお話ししましたが、この材は材のウッドトーン自体はアルダーに近いのですが、アルダーよりもっと倍音が出てレンジが広いので丁度アルダーとバスウッドをミックスした様なサウンドが作れるので重宝します.但し、あまり流通していないので良質個体が手に入った場合のみしか製作出来ませんね。
しかし、非常に安定性の高い材であり、あまり重くないですから魅力的な素材です.

とは言え、たぶんこの材で製作したE・ギター&ベースは存在していない筈ですので皆さんには初のお目見えと言う事でしょうね.ワタクシ自身ですら女神工房時代に製作したきりで今回のこの素材での製作はかなり久しぶりの事です.

何よりもこの材の良さはアルダー材の様に「オレがエレキで有名なアルダー材だ、宜しく!」みたいな前に出た主張をして来ない.(^O^) 出しゃばり過ぎないのがヒガツラの良いところ.でも素直にしっかり反応してくれるのでワタクシは好んでます.木目も地味ですから基本的にカラーリング仕様となりますね.

今回は来年の製作用にこの1枚板からRetroCityを2枚、ストラトを1枚、55B-4を1枚の計4枚分を切り出す事が出来ました.この様に同じ素材から出た個体材を共材と呼びます.要するに兄弟材です.
これから来春以降の製作に向けてたっぷり燻煙処理して熟成させます.

この様に素材段階で1回目の燻煙処理を長期間行ない、次が形状加工段階、そして最後が塗装段階.こうして数十時間に及ぶ燻煙処理を含む製作過程の後に皆さんの手元に嫁いで行く訳です.

ここまでしてオールハンドメイド製作してたら初心者さんや弾かずに眺めるコレクターさんには手渡す気になれない気持ちもお分かり頂けますでしょ? オモチャ作ってるんじゃ無いんですから.

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