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ちなみに

12/8 ヨコハマ曇り空 肌寒い日です.

写真はギブソンのTAK-Mモデル.コントロールやSWキャビティ内にシールド処理を施しつつ、tmpお手製のフラットケーブルで配線処理準備中でのショット.

通常の配線材などは情報量にかなり限りがあるので、tmpでは純度の高い薄銅板を高級オーディオのパーツなどに施される極冷処理を行なってから、その薄銅板を折り畳んでフラットケーブルを作製しています.

写真のギターのネックを挟んで上に見えている銅板のスプールがそのフラットケーブル作製用のもので、ボディに数本横たわっているのがこのギターの為に作製したばかりのフラットケーブルです.
そしてネックの下側に映っているのが、シールド処理などで使用する通常の銅板粘着シートです.
既にこのギターのSWパネルやコンパネの裏面に張り付けてあります.特にライブなどの外来のノイズや照明などで発生するノイズ軽減に有効です.それらにはこうした通常の薄銅板でも充分効果は出ます.

但し、ボディ内部にアルミ箔などで内部を密閉シールドするのはお勧めしません.アルミ箔自体が処理素材として適さないのと密閉しますとサウンドを鼻つまみのデッドなトーンに変えてしまいます.
適度な少量ノイズが残るくらいでないと美味しい高域が死んでしまうからです.生々しいサウンドの高域とは高域ノイズ成分を含んでいますので、アクティブ系のPUが音楽的な表情に乏しいのもその部分がカットオフされているからです.

話を戻しますと、双方の銅板は一見大差無い様に見えるでしょうが、高純度の薄銅板のクライオ処理品は、まず値段自体が一桁違います.そして性能も段違い.このケーブルは多くの情報を素早く伝搬出来ます.それをtmpでは配線毎に手作業でフラットケーブル化しているのです.
ちなみに同じ様な内容のクライオ処理済みフラットケーブルが高級オーディオの世界では1m/¥6.000以上はします.素材としてはかなりお高いでしょ? だからtmpでは手作りして皆さんに提供してるわけです.アースの引き回し部分はまだしも配線のメインラインはこのケーブルを使っちゃうと他のは使う気になれませんしね. しかし、作るの面倒くさっ!( ̄ヘ ̄)  
 このギターは本日中に完成予定です.お楽しみに.

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