冬らしさ | tmpブログ

冬らしさ

12/2 ヨコハマ肌寒い曇り空.

写真のレスポールは滋賀のHさんの以前にチューンした50'Sスタンダードモデル.ぶっといネックですが、それでもネック素材は硬い材ではないマホガニーですので弦の張力で中のトラスロッドがマホ材に食込んで行く事でネックは順反りします.*勿論その具合は個体差で異なります.
これがスケールが長く弦も太いベースではネック材がメイプルですから木部のロッド食い込みは少ないのですがロッドそのものが引き延される事で結果的に張力に負けたネックが湾曲します.

以前頻繁に行なっていたベースのチューンナップで最も苦労したのがネックそのものでした.
経年変化の後にチューンを行なう為に既にロッドが延び切ってしまっている個体も多く、結果的に使えないネックが多くて困りましたね.廃棄処分するしかない個体も結構多いのが現状です.

今回はチューン後木部自体は既に安定化してますので初めてのロッド修正状態で落ち着く事でしょう.
これがチューンしていない場合では個体差はありますが、だいたい15年前後は不安定な状態が続く事が通常です.チューンする場合でも一番最初の作業ではロッドの食い込みで順反りが起こる事を予測してナットの溝切りも深めにして調整します.そうすれば多少ネックが順反ってもそれほど弾きにくくはならないからです.
その後、木部が安定化したら再調整を含め、必要であればナットの作り直しを行なうのですが、今回の作業が正にそうした内容です.ロッド修正&ナット交換作業です.

もう1枚の写真は先日も触れたリヤー専用ハンバッカーの試奏の為に組み上げたFJ製の個体で、準備が整いました.(写真は完成前のショット)
結局、木部を少しでも安定化させておかないとチェックには支障を来たす恐れが有りましたので燻煙処理も行なっておきました.
*いつものクセと言いますか、作業の流れの中でうっかり塗膜ファイリングもやってしまいました.気付いたら勝手に身体が動いて作業してたんですよね.(^_^;)
結果的にベーシックチューンに近い内容だと言う事です.

既にリヤーPU無しの状態で完成させ音出ししましたが、ベーシックチューンだけですが充分出来の良いCS製の同モデルに全く退けを取りません.それどころかたぶんこのストラトを選ぶプレイヤーの方が多いと予測されます.かつてのECのブラッキーの艶っぽいストラトサウンドがフツーに得られます.
それほど、楽器としてのツボを抑えたチューン作業が効果的だという事が言える証でしょう.

お疑いになるならこの状態での試奏に来られて下さい.少なくともCS製に劣っている印象を受けない事は確かだと思いますよ.$tmpブログ
$tmpブログ