経過報告 | tmpブログ

経過報告

11/22 ヨコハマ快晴.晴れているうちは塗装作業中心.
気温が本格的に下がりだしたら、もう屋外での塗装は完全アウトですからね.

写真はNさんオーダー分のTELESAのホロウモデルとギタリスト・Sさんオーダー分のCCR-312、そして長らく半加工で寝かしっぱなしになっていたTELESAです.
NさんのTELESAはついにトップコーティングに進みました.CCR-312は中塗りコーティング中なのでまだ塗面はマッドな状態です.
最後のTELESAはあえてオーバーエッジ構造でもなく.極シンプルなテレキャスター系のまとめで作り上げることを前提に半加工状態で寝かし続けて来た個体です.南ドイツ産の上質なクリスマスツリー材で雪深い森の中で育った個体です.

本来、針葉樹の柾目材のソリッド構造ですと指向性が強く出てレンジが広がらず面白みに欠けるサウンド傾向に陥りますので板目木取りでのソリッドボディとしています.但しこの素材での板目木取り材は仕上げるのに手を灼かされます。
この個体でのワタクシのお薦め設定は、フロントにギブソンのミニハム(直付け)+リヤーはまんまテレキャスターのリヤー(ブリッジ&PU)設定.
tmpの十八番回路であるLCV回路を設定すればLCVを絞った時にはミニハムはまんまテレキャスターのフロントサウンドをカバー出来ますし、勿論ミニハムならではの程よいフロント・ハムサウンドで鳴ってくれます.*この場合、トグルSWを角位置に設け、コンパネ部分でMV+LCV(ミニハム専用/共用いずれも可)+MT回路となります.

上質な針葉樹材は倍音が極めて豊かですからナチュラルな響きを備えながら、R&Bのブルージーなプレイやファンクなカッティング・プレイにも最適です.この素材は通常材の同仕様の場合より割高となり予定販売価格は本体のみで42万ですが、一生モノの相棒になってくれることは間違いないでしょう.
中途半端なギターを何本も手にするくらいなら、こうしたグレードのギターを1本持った方がずっとシアワセですよ.(^ ^)

本日のその他の作業はフレット打ち替え作業と55B-5の仕上げ作業などを予定しています.

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