個別報告 3件 | tmpブログ

個別報告 3件

11/11 ヨコハマ一日中冷たい雨が降っています.

写真1枚目は本日作業が終了した三沢市のMさんのフェンダーUSAストラト.ベーシックな部分のみの作業でした.燻煙処理とネックの仕込み修正及びネックのジョイント部の精度出し加工がその主な内容です.

結果、充分なレベルのストラトには仕上がっておりますが、参考までに申しますと、この個体のネックはヘッドからネック本体まで全体に捩じれが生じております.今回は勿論手つかずのままです.
またトレモロのブロックのボールエンドが止まる位置がブロックエンドではなく奥に設定されておりますが、ここも今回は現状のまま、CF設定に変更もされておりません.その他パーツ系も現状のままです.
とは言え、主要なツボはしっかり抑えましたので以前よりずっとしっかりした鳴りのギターに生まれ変わっています.これ以上のクオリティに持ち込みたい場合はあらためてご相談下さいね.明日の夜到着ですよ.


アコギの方はTaylor-312CEで金沢のSさんご依頼で燻煙処理のみ.通常行なっているブリッジ台座加工やボールエンド位置修正、そしてグランドアース引きも行なっておりません.従ってこの個体も音の定位は現状のままで腰高な設定ですね.
もっと低域にまでダイナミクスを広げたいのであれば構造変更するチューンが必要となります.
本来しっかりした作りの楽器ですが、ブリッジ台座は非常に厚く高い位置から弦が延びていますので定位が高いです.
この部分を少し具体的に説明しますと、地に足が付いたサウンドと言う事を建物で例えるなら1階部分に該当し、それに対して定位が高いサウンドとは2階3階部分と言った感じで宙に浮いたフロートしたサウンドという意味を示します.
こうしたブリッジ台座が厚い楽器はトップ変形し易いのですが、それをバスバーなど構造的に補強することで変形づらい様に設計されていますが、その分ボディ自体の響きまでがセーブされますので結果的に本体の鳴りのダイナミクスまでもが抑えられる結果を生んでいます.これはハウリングを起こしにくいというメリットを生んではいますが、その分本体鳴りが犠牲になっていると言えますね.
近年エレアコが主流となっている為にこうした特性の楽器が非常に多いです.
それをよりローエンドまで音域を広げ定位を下げつつ、弦高を下げてもしっかりしたサウンドで弾けて、かつ変形にも強い構造にする為にはtmp独自の設定変更が唯一のお薦め手段です. 参考までに.

最後の写真はベーシストRK氏のオーダー製作の55B-5/TJです.本日無事に艶だし研磨が終了致しました.相変わらず心臓に悪い作業です.純粋なるオールラッカー塗装ですからここでしくじるとまたしても前段階からの塗装工程を繰り返す羽目に陥るので心臓に悪いのです.
Rちゃん、完成したら奢ってよ.(^O^)

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