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10/4 ヨコハマ快晴。昼休憩にこのブログをアップ中。
写真はUさんの5弦ベースのヘッド部。本日ペグの装着終了。
いっきに進めんかい~っ!って、Uさん内心思ってるかな? (^u^) まっ、そーなんですけど、いろいろ作業が山積みでして燻煙や塗装は天候次第、加えて木部加工とセットアップなど、各段取りをそれぞれ追って行かないと先へ進めなくなって全体に余計に遅れが出るんです。
で、作業をご希望の皆さん、ここで一旦受付を止めさせて頂きます。このブログで紹介している作業以外にも未公開で行なっている作業が現実にあります。
そうした依頼が連日届いておりまして、これ以上は受付が出来ない状態なのです。ある程度消化出来たところで受付再開致しますので、それまでは荷物を送らないで下さいませ。宜しくお願い致します。m(_ _ )m
もう1枚の写真はCCR-312のホロウモデル用のトップ板で、素材はブビンガです。
通常木の芯に近い側同士をセンターで接ぐのですが、今回は意識的にあえて表皮側をセンターでブックマッチ接ぎをしています。これは少しだけ柔らかめの部分を中央に配置してミッドレンジに膨らみを得る為です。結果的に見た目がイーグルスの「呪われた夜」のジャケット・イラストみたいな木目が出てますねえ。
とにかくこの素材はかなり重厚な素材でして、たまにこの素材をソリッド仕様でテレキャスターなどが製作されたりしてますが、はっきり言ってこの材の単板仕様はお勧め出来ません。元々アフリカ産の強く太い繊維が絡み合った様な素材なので重く、この材を単板仕様で製作した場合、肩に食い込む様な重さがある上に、タイト過ぎて倍音の広がりが得られず指向性の強いサウンドに成りがちだからです。
でもtmpの音作りではそんな素材だからこそトップ材には採用出来るんですね。以前も触れましたが、トップにマホ材のトーンが欲しいからといってマホを薄めの厚さでトップ板を作りますとマホは柔らかなバルサ材の親戚素材でもありますので薄くした場合、腰砕けの柔な響きしかしなくなるんですね。
その為に、マホのトーンが必要だからといっても実際にマホガニーは使わない事の方が多いんです。ポイントは別の素材だろうがトップ板にした時に必要なトーンを得る事が出来る出来ないこそが重要ですから、アフリカ欅やブビンガも利用します。またもう少し別なトーンが欲しい時にはベリー材やブラックチェリーを使う事だってありますし、ピッキングエッジを切り込ませたい場合はゼブラウッドだって採用します。要するに最後にどんな楽器にしたいかだけが判断の基準なのです。
皆さんは木目が好きだ嫌いだで選んでしまいがちでしょうけど、それじゃあピンポイントで狙ったサウンドに落とす事は出来ません。
でも、ただ部屋に飾って眺める事が入手目的の人も日本には結構居らっしゃる様ですよ。それは楽器の扱いじゃなくて工芸品としての扱いですから音は関係ないでしょうね。楽器が可哀想ですね。( ´ー`)
人生のパートナーを選ぶんだって、ついついルックスに意識が持ってかれたりもしますよねえ。
でも一生涯連れ添っていける相手かどうかをルックスが気に入ったって事だけが基準じゃあ~実際には無理があり過ぎますでしょ?人間性ダメダメ人間も世の中沢山居ますからねえ。
物事全て見た目重視の人は、その判断で痛い過ちを犯すものです。気をつけましょうねえ~(^ ^)ノ~~

追加:はいはい、ちゃ~んと本日中にUさんの5弦を完成直前状態まで持ち込みましたからね。
証拠写真:ただもんじゃあ無い感出まくりでしょ。(^O^)
*現在、特殊サイズの牛骨ナット材の到着待ちです。
写真はUさんの5弦ベースのヘッド部。本日ペグの装着終了。
いっきに進めんかい~っ!って、Uさん内心思ってるかな? (^u^) まっ、そーなんですけど、いろいろ作業が山積みでして燻煙や塗装は天候次第、加えて木部加工とセットアップなど、各段取りをそれぞれ追って行かないと先へ進めなくなって全体に余計に遅れが出るんです。
で、作業をご希望の皆さん、ここで一旦受付を止めさせて頂きます。このブログで紹介している作業以外にも未公開で行なっている作業が現実にあります。
そうした依頼が連日届いておりまして、これ以上は受付が出来ない状態なのです。ある程度消化出来たところで受付再開致しますので、それまでは荷物を送らないで下さいませ。宜しくお願い致します。m(_ _ )m
もう1枚の写真はCCR-312のホロウモデル用のトップ板で、素材はブビンガです。
通常木の芯に近い側同士をセンターで接ぐのですが、今回は意識的にあえて表皮側をセンターでブックマッチ接ぎをしています。これは少しだけ柔らかめの部分を中央に配置してミッドレンジに膨らみを得る為です。結果的に見た目がイーグルスの「呪われた夜」のジャケット・イラストみたいな木目が出てますねえ。
とにかくこの素材はかなり重厚な素材でして、たまにこの素材をソリッド仕様でテレキャスターなどが製作されたりしてますが、はっきり言ってこの材の単板仕様はお勧め出来ません。元々アフリカ産の強く太い繊維が絡み合った様な素材なので重く、この材を単板仕様で製作した場合、肩に食い込む様な重さがある上に、タイト過ぎて倍音の広がりが得られず指向性の強いサウンドに成りがちだからです。
でもtmpの音作りではそんな素材だからこそトップ材には採用出来るんですね。以前も触れましたが、トップにマホ材のトーンが欲しいからといってマホを薄めの厚さでトップ板を作りますとマホは柔らかなバルサ材の親戚素材でもありますので薄くした場合、腰砕けの柔な響きしかしなくなるんですね。
その為に、マホのトーンが必要だからといっても実際にマホガニーは使わない事の方が多いんです。ポイントは別の素材だろうがトップ板にした時に必要なトーンを得る事が出来る出来ないこそが重要ですから、アフリカ欅やブビンガも利用します。またもう少し別なトーンが欲しい時にはベリー材やブラックチェリーを使う事だってありますし、ピッキングエッジを切り込ませたい場合はゼブラウッドだって採用します。要するに最後にどんな楽器にしたいかだけが判断の基準なのです。
皆さんは木目が好きだ嫌いだで選んでしまいがちでしょうけど、それじゃあピンポイントで狙ったサウンドに落とす事は出来ません。
でも、ただ部屋に飾って眺める事が入手目的の人も日本には結構居らっしゃる様ですよ。それは楽器の扱いじゃなくて工芸品としての扱いですから音は関係ないでしょうね。楽器が可哀想ですね。( ´ー`)
人生のパートナーを選ぶんだって、ついついルックスに意識が持ってかれたりもしますよねえ。
でも一生涯連れ添っていける相手かどうかをルックスが気に入ったって事だけが基準じゃあ~実際には無理があり過ぎますでしょ?人間性ダメダメ人間も世の中沢山居ますからねえ。
物事全て見た目重視の人は、その判断で痛い過ちを犯すものです。気をつけましょうねえ~(^ ^)ノ~~

追加:はいはい、ちゃ~んと本日中にUさんの5弦を完成直前状態まで持ち込みましたからね。
証拠写真:ただもんじゃあ無い感出まくりでしょ。(^O^)
*現在、特殊サイズの牛骨ナット材の到着待ちです。