材仕込み
9/10 ヨコハマ快晴 暑いね。
CCR-312のバスウッド仕様の試作品が完成致しましたが、来週中にもう1本の試奏用ホロウモデルも完成させてから試奏希望の方々にお越しいただく予定です。設計に間違いはありませんでしたよ。とても魅力的なギターの完成です。お楽しみに。
写真はギタリストのSさん以外で、既にCCR-312をオーダーを下さってる方の為に設定した仕様で、トップがイタヤカエデのカーリー材でバックがライトアッシュと言うフルボディのホロウモデルの仕込みに入っておりまして、そのトップ材の切り出しを行なってる段取り毎のショットです。
寝かし期間を終え、燻煙処理も済ませたイタヤカエデのカーリー材。まだ耳付き(左右にまだ表皮部分が付いた)状態が1枚目の写真。燻煙処理でキレイな飴色をしてます。
#-2はその板材から耳を切り離して必要な幅サイズを切り出した時点。最後がそれを挽き割ったばかリでのショット。
この様に元は1枚の板だったものを挽き割って(写真は粗挽き状態)本を開く様に開いて真ん中で接ぐ事をブックマッチと呼んでいます。接ぐ前に目的の材厚近くまで板厚を薄く加工してからブックマッチ加工します。こうしますと左右が同じ素材ですから鳴りのバランスが理想的な状態となります。
こうして暴れ材のイタヤカエデを段取り良く加工を進められるのも燻煙処理を行なっているからこそです。もしイタヤカエデを通常のメイプルと同じ様にサクサク加工したら、その度に材は暴れ、結局使いものならなくなったりする事も珍しい事ではありません。3倍以上は手間が掛かりますね。
でもワタクシには燻煙処理技術がありますからね。燻煙処理を駆使し安定化させたイタヤカエデは素晴らしい響きを楽器にもたらしてくれます。逆に、普通のメイプルは使う気にはなりませんねえ。
続きはまた次回! よい週末を。

CCR-312のバスウッド仕様の試作品が完成致しましたが、来週中にもう1本の試奏用ホロウモデルも完成させてから試奏希望の方々にお越しいただく予定です。設計に間違いはありませんでしたよ。とても魅力的なギターの完成です。お楽しみに。
写真はギタリストのSさん以外で、既にCCR-312をオーダーを下さってる方の為に設定した仕様で、トップがイタヤカエデのカーリー材でバックがライトアッシュと言うフルボディのホロウモデルの仕込みに入っておりまして、そのトップ材の切り出しを行なってる段取り毎のショットです。
寝かし期間を終え、燻煙処理も済ませたイタヤカエデのカーリー材。まだ耳付き(左右にまだ表皮部分が付いた)状態が1枚目の写真。燻煙処理でキレイな飴色をしてます。
#-2はその板材から耳を切り離して必要な幅サイズを切り出した時点。最後がそれを挽き割ったばかリでのショット。
この様に元は1枚の板だったものを挽き割って(写真は粗挽き状態)本を開く様に開いて真ん中で接ぐ事をブックマッチと呼んでいます。接ぐ前に目的の材厚近くまで板厚を薄く加工してからブックマッチ加工します。こうしますと左右が同じ素材ですから鳴りのバランスが理想的な状態となります。
こうして暴れ材のイタヤカエデを段取り良く加工を進められるのも燻煙処理を行なっているからこそです。もしイタヤカエデを通常のメイプルと同じ様にサクサク加工したら、その度に材は暴れ、結局使いものならなくなったりする事も珍しい事ではありません。3倍以上は手間が掛かりますね。
でもワタクシには燻煙処理技術がありますからね。燻煙処理を駆使し安定化させたイタヤカエデは素晴らしい響きを楽器にもたらしてくれます。逆に、普通のメイプルは使う気にはなりませんねえ。
続きはまた次回! よい週末を。
