クッタクタ
7/2 ヨコハマ晴れたり曇ったり 蒸し暑い。
今日はレスポールの燻煙処理を行いながら、New-CCRの設計と試作ネック加工と形状テンプレート作製までが目標。で、どちらも順調。
でも燻煙の途中チェックの際に燻煙庫に身を乗り入れて個体の向きを変えてる時に大きなクシャミが出て、その際に思いっきり息吸い込んじゃいました。
一息吸い込んだだけでも気持ち悪さハンパ無いです。火事に際の多くの場合、まず煙でやられちゃうってのが実に良く分かりますね。
燻煙庫の中も煙が充満していますので、中に入るとすぐに目が充血して来ますし頭皮の毛穴が開いて汗が吹き出て来ます。経験ではこうして煙を吸い込んでしまった日は一日中身体の具合が悪いです。
それでもNew-CCRの構想は既に出来上がっておりましたので、ボディ・マス設定からスタートしてデザイン処理を済ませてからテンプレート製作を行いました。日が暮れた頃には燻煙処理も無事に終了。
(写真)
ちなみに、今回のCCRはデタッチャブル・スタイルでの設計ではありますがセットネック方式に切り替え出来る設計処理も兼ねています。
皆さんはご存じないと思いますが(ン?プロでも怪しいか・・)よくセットネックの楽器と言うとレスポールなどのアーチドトップ・モデルを思い浮かべる方が多いかと思われますが、例えばメイプル・トップ+マホガニー・バックでトップに厚いメイプル材から削り出したアーチ形状にした場合、材のコンビネーション・バランスを取ろうとしますと、バック材のマホにもかなりの厚さ設定を施す必要があります。ある種、レスポールが良い例ですね。(レスポールはフルアコの音圧を得る為の設計です)
この部分は安易に設定したらダメなんですが、中には??って設計の楽器を沢山見かけます。
でもまあ、トップに見事な隆起アーチ形状を施しますと素人受けするので、メーカーさんは派手なアーチを付けがちですが、音質的にはアーチ隆起が強過ぎると高域エッジばかりが強調され、更に派手なアーチを付けたいが為に厚いメイプルをトップ材に採用していながら、バックには然程の厚さの無いマホガニーを接いでいるケースをよく見かけます。
その場合はトップ材とバック材の厚バランスが取れていない為に基本的に高域寄りの軽めのサウンド特製の楽器になってしまいがちです。
って言うか、はっきり言えば中途半端なサウンドになりますね。
ワタクシは原理原則重視の技術屋なのでデタッチャブルの楽器の場合はフラットトップ・ボディが前提です。仮にメイプル+マホの場合でもトップのメイプルは決して厚く設定はしません。バックのマホ材とのバランスを取るとそうなるからです。レンジバランスされた楽器を作るという事はそう言う事なんです。
アーチトップ・モデルであればボディ厚全体もぐっと厚めの設定になりますね。そしてネックとボディの仕込み部分を専用形状に変更してのセットネック方式で製作します。それもそうする必要が有る場合にそう作るというだけのことです。全ては設計段階からバランスが非常に重要なんです。
とにかく設計をした日は一段と疲れます。でも燻煙処理がほぼ終了出来てひと安心です。
皆さんもよき週末を。

今日はレスポールの燻煙処理を行いながら、New-CCRの設計と試作ネック加工と形状テンプレート作製までが目標。で、どちらも順調。
でも燻煙の途中チェックの際に燻煙庫に身を乗り入れて個体の向きを変えてる時に大きなクシャミが出て、その際に思いっきり息吸い込んじゃいました。
一息吸い込んだだけでも気持ち悪さハンパ無いです。火事に際の多くの場合、まず煙でやられちゃうってのが実に良く分かりますね。
燻煙庫の中も煙が充満していますので、中に入るとすぐに目が充血して来ますし頭皮の毛穴が開いて汗が吹き出て来ます。経験ではこうして煙を吸い込んでしまった日は一日中身体の具合が悪いです。
それでもNew-CCRの構想は既に出来上がっておりましたので、ボディ・マス設定からスタートしてデザイン処理を済ませてからテンプレート製作を行いました。日が暮れた頃には燻煙処理も無事に終了。
(写真)
ちなみに、今回のCCRはデタッチャブル・スタイルでの設計ではありますがセットネック方式に切り替え出来る設計処理も兼ねています。
皆さんはご存じないと思いますが(ン?プロでも怪しいか・・)よくセットネックの楽器と言うとレスポールなどのアーチドトップ・モデルを思い浮かべる方が多いかと思われますが、例えばメイプル・トップ+マホガニー・バックでトップに厚いメイプル材から削り出したアーチ形状にした場合、材のコンビネーション・バランスを取ろうとしますと、バック材のマホにもかなりの厚さ設定を施す必要があります。ある種、レスポールが良い例ですね。(レスポールはフルアコの音圧を得る為の設計です)
この部分は安易に設定したらダメなんですが、中には??って設計の楽器を沢山見かけます。
でもまあ、トップに見事な隆起アーチ形状を施しますと素人受けするので、メーカーさんは派手なアーチを付けがちですが、音質的にはアーチ隆起が強過ぎると高域エッジばかりが強調され、更に派手なアーチを付けたいが為に厚いメイプルをトップ材に採用していながら、バックには然程の厚さの無いマホガニーを接いでいるケースをよく見かけます。
その場合はトップ材とバック材の厚バランスが取れていない為に基本的に高域寄りの軽めのサウンド特製の楽器になってしまいがちです。
って言うか、はっきり言えば中途半端なサウンドになりますね。
ワタクシは原理原則重視の技術屋なのでデタッチャブルの楽器の場合はフラットトップ・ボディが前提です。仮にメイプル+マホの場合でもトップのメイプルは決して厚く設定はしません。バックのマホ材とのバランスを取るとそうなるからです。レンジバランスされた楽器を作るという事はそう言う事なんです。
アーチトップ・モデルであればボディ厚全体もぐっと厚めの設定になりますね。そしてネックとボディの仕込み部分を専用形状に変更してのセットネック方式で製作します。それもそうする必要が有る場合にそう作るというだけのことです。全ては設計段階からバランスが非常に重要なんです。
とにかく設計をした日は一段と疲れます。でも燻煙処理がほぼ終了出来てひと安心です。
皆さんもよき週末を。
