新しい仲間
5/26 ヨコハマそこそこの晴れ。湿度は高めでしたね。
写真は新たに製作したベース用ネックプレートです。(一番右)
一番左がフェンダー規格サイズのネックプレートで中央がtmpのカスタム製作用のオリジナル形状のプレート。ついでに各プレートに使用しているスクリューも一緒に写しました。確認しづらいかもしれませんが、プレートだけでなくスクリューもサイズとタイプが異なります。
なーぜネックプレートを新たに作ったのか、 それは必要だったからです。
中央のスラント形状のプレートもダイナミクスに変化が出ない範囲で1弦側最終フレットまで指が延びる様にスラント形状にしたものでしたが、今まではギターとベース共用でした。
そもそもネックプレートは単にボディにネックを固定する為のモノと思われがちですが、実はこのプレートを介してネックが固定されることでボディ裏面に振動を伝えています。ですから小さなネックプレート程こじんまりした響き方をします。
ですから本来ギターと同じサイズであることが、ベースには問題だったのです。
これでもうお分かりですね。本来、サイズ/質量の異なるギターとベースに共通のプレート(しかも本来ギター用)ではロスが出るんです。そこで以前にtmp製のプレートを製作した時には(写真中央の)プレートの前後長を延長して共通化を図りましたが、今回は更に5弦ベースを製作する事に決めましたのでベース専用のワイドプレート製作を行なったと言うワケです。
結果的に今回のオリジナル・プレートはフェンダー規格の3割以上のサイズアップとなっています。
またネックプレートに使用されるスクリューも従来は丸皿スタイルの為にプレート穴には皿モミ状の面取りがなされていますが、その為にプレートの各コーナーは非常に強度が無く変形し易い欠点があります。その為にスクリューをねじ込むとプレートの四隅が変形してボディに食い込んでしまうことがよくありました。よく見かけますよね。
そこで今回はプレート穴を垂直穴のみにしてスクリュー自体もプレートに平に密着するスタイルを採用しました。こうすればプレートの四隅に圧が集中する事が軽減しプレート全体でボディに振動を伝える事が出来ます。
何も新しいデザインの楽器を作るばかりが設計開発ではないんです。こうした改良すべき点にしっかり手を加えて、より良い結果を得る事も地味で目立ちませんが楽器としては大変重要な事です。
写真は新たに製作したベース用ネックプレートです。(一番右)
一番左がフェンダー規格サイズのネックプレートで中央がtmpのカスタム製作用のオリジナル形状のプレート。ついでに各プレートに使用しているスクリューも一緒に写しました。確認しづらいかもしれませんが、プレートだけでなくスクリューもサイズとタイプが異なります。
なーぜネックプレートを新たに作ったのか、 それは必要だったからです。
中央のスラント形状のプレートもダイナミクスに変化が出ない範囲で1弦側最終フレットまで指が延びる様にスラント形状にしたものでしたが、今まではギターとベース共用でした。
そもそもネックプレートは単にボディにネックを固定する為のモノと思われがちですが、実はこのプレートを介してネックが固定されることでボディ裏面に振動を伝えています。ですから小さなネックプレート程こじんまりした響き方をします。
ですから本来ギターと同じサイズであることが、ベースには問題だったのです。
これでもうお分かりですね。本来、サイズ/質量の異なるギターとベースに共通のプレート(しかも本来ギター用)ではロスが出るんです。そこで以前にtmp製のプレートを製作した時には(写真中央の)プレートの前後長を延長して共通化を図りましたが、今回は更に5弦ベースを製作する事に決めましたのでベース専用のワイドプレート製作を行なったと言うワケです。
結果的に今回のオリジナル・プレートはフェンダー規格の3割以上のサイズアップとなっています。
またネックプレートに使用されるスクリューも従来は丸皿スタイルの為にプレート穴には皿モミ状の面取りがなされていますが、その為にプレートの各コーナーは非常に強度が無く変形し易い欠点があります。その為にスクリューをねじ込むとプレートの四隅が変形してボディに食い込んでしまうことがよくありました。よく見かけますよね。
そこで今回はプレート穴を垂直穴のみにしてスクリュー自体もプレートに平に密着するスタイルを採用しました。こうすればプレートの四隅に圧が集中する事が軽減しプレート全体でボディに振動を伝える事が出来ます。
何も新しいデザインの楽器を作るばかりが設計開発ではないんです。こうした改良すべき点にしっかり手を加えて、より良い結果を得る事も地味で目立ちませんが楽器としては大変重要な事です。