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個別報告その他

5/20 ヨコハマ快晴。
今朝、アマゾンで購入したデジカメのケーブルが到着しましたのでチェックがてら写真撮影しブログアップしています。

この時期になると毎年悩まされる塗装時の虫の来襲です。ぶ~ん

写真は塗装中の55B-4ですがネックポケットの4弦側断面に蚊が付着してるの分かります? ラッカーコーティングした直後、飛来したこの蚊がここに止って塗料で身動き出来なくなってしまったのです。

この時点で取り去ろうとしますと塗膜がぐちゃぐちゃになったりしますのでご臨終するのと塗膜が硬化するのを待ってから取り去って塗装の修正を行なうのですが、胴体だけ取れて足だけが6本塗膜表面に突き出て残る場合もあります。八墓村かっ!(>_<) 
更に場合によっては羽を広げた状態で付着したりしますので見つけた時点でガクーッ!っと来ます。(ノ_-。)
頼むよ、ほんと・・。でも殺虫剤は撒けないんですよね、塗装への影響を考えると。
出来る事なら蚊を含む虫の世界で通達を出して欲しいもんです。
「危険故に tmp 周辺の飛行を禁ずる!」って。

もう一枚の写真左のSTELAは東池袋のNさんの以前にカスタム製作した針葉樹材の個体でして。これがまた通常は避ける根っこ材を使っちゃったもんですから結果的に強烈な目痩せが入ってしまったのでボディだけ別個体に作り替えているのです。

メーカー製造では材木屋さんから既に製材された材を購入して形状加工して行きますが、ワタクシの様に純粋に板材から単品製作する場合は切り倒した丸太を板材に挽き割ったものを入手し、そこから全ての製作行程を踏まえて作業が進行します。

そうしますと入手した素材は木を切り倒して残った切り株がおよそ人間で言うと膝小僧あたりまで地面に残り、その膝小僧から上部数メートル部分を入手するケースが多いのですが、製作経験から膝小僧から腰辺りの50~60センチ部分はめったに製作には使わないんです。
なぜならこの部分までは木全体を支え続けて非常に負荷を負って成長した部分なので強靭なのですが楽器向きの響きをする部分では無いからです。
でも捨てちゃうのは勿体ない、出来れば使ってやりたいって気持ちが出るんですよねえ。

とにかく、このケースではその部分を使いたくなっちゃったんですね。
腰の強さは抜群ですからね。でも結果的に無償で作り直す事になってしまいました。(w_-;
強靭な繊維質のこの針葉樹の根っこ材は冬目が一段と硬く、柔らかい春目との差で木材の乾燥工程で裂けたり割れを起こし易いのですが何とかこの個体は完成形まで持ち込む事が出来ましたので通常通りラッカー塗装を施したのですが、燻煙処理によって完成後も目痩せがさらに進んで行ったのでしょうね、
その木材の動きに表面の塗膜がついて行けなくなって表面全域にクラックが出てしまったのです。

やっぱり危険だわ根っこ材は・・と反省しきり。やはり基本は大切。
写真の新しく作り直しているボディも今回NGとなった素材と共材(同じ木)で、その上部に位置する個体材です。ですからNG部分が膝から腰までの長さ部分で、その真上の腰から肩口までの間の材だと言う事です。今回は何の問題も無く作業は進んでいます。
実はワタクシの経験では材木はおよそ50センチ毎に材質が変化して行きます。これは丁度エレキギターやベースに必要な単品の長さなんですね。要するに一枚の板は根っこから上部に50センチ移動する毎に性質が徐々に変化して行くという事です。
その事をカスタム製作では狙った音作りに反映させて素材選びを行なうのです。

こうしたノウハウは量産工場勤務ではなかなか経験出来ない事です。失敗含めた経験こそが判断力を身につける手段とも言えます。まあ、Nさんの件では失敗しましたけどね。これでおよそ15万円以上の損失が出ますが、この痛い経験が二度と余計な欲を出さない歯止めになりますね。(;^_^A
Nさん、もう暫くお待ち下さいね。


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