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個別報告2件

4/20 ヨコハマ曇り空。

写真は本日出荷済みのOさんのレスポール。フルチューン内容ですが今回はフレット周りは取り敢えず問題ないので手を加えていません。またテールピースも位置移動は無し。但しジンクからアルミ製に変更しております。
例によって様々な手を加えた結果、本来のレスポールらしいサウンドの楽器に生まれ変わっています。
既に音のクオリティの高さが感じられ、更に3ヶ月もすれば一段と本格的に鳴り出すはずです。
楽器本体は非常に上質なサウンドでアウトプット出来ますからOさんの望みのサウンドに関しては残すところ機材関係の充実次第でしょうね。勿論、奏者の表現力自体が試される事は間違い有りません。

もう一枚の写真は立川のベーシスト・Uさんオーダー分の55B-TJのボディ本体で、板材から燻煙処理を行なってから外周切り出しを行ない、更に試奏用の5弦のネックを使用し仮マウントして全ての位置出し確認からキャビティ加工も済ませの下地処理までいっきに終了させました。密度感の素晴らしいバスウッド素材です。既に製作済みのトリプル・J仕様の専用ピックガードを仮乗っけしてのショット。

ちなみにピックアップ・キャビティが黄色いテープでマスキングをされているのは塗装後の燻煙処理でより効果が行き届く様に座グリ部分に塗膜が出来ない様に覆っているのです。燻煙処理時にマスキングを接がして処理すれば塗膜の無い生地部分からより深く効果が行き渡るからです。
こうした事もかれこれ30年近い燻煙処理の経験から生まれたノウハウでもあります。

5弦ベース関係は現在はやっと上がって来たtmp専用規格のCF指板と接合する為にネック本体用のイタヤカエデ材の切り出し加工を行なっていまして梅雨入り前に狂い出しを行ないながら徐々に形状加工を済ませるつもりでおります。お楽しみに。

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