あ〜楽チン | tmpブログ

あ〜楽チン

3/31 3月も最後です。今日は通り雨が降ったり止んだり作業がしずらい一日でした。

ブロックサドル仕様の試奏用ストラトの完成が遅れていましたので他の作業と平行して再スタートのつもりが、ピックガードが遅れていましてやっと本日到着。

この個体はコンポーネント・メーカーが下請けで使っているところのフェンダー・スペックの塗装済みボディにtmp製のSH化したネックをマウントしている何年ぶりかのスタンダード仕様です。
ピックガードは既存品のコントロール位置をtmp設定に変更する為にノブ穴未加工の仕様で業者さんに発注したものです。勿論、販売価格を下げる為です。

全国に多く存在するカスタム・コンポーネントを製作しているブランドや工房では、ボディのみならず、ネックも下請け製作品に下請け塗装でフィニッシュ済みの状態からセットアップしている場合が殆どです。勿論、ボディよりもネックの製作の方が技術と手間ひまが掛かりますからコンポーネント・メーカーで実は自社製の物は殆ど無い場合の方が遥かに多いです。例えば、ピックガードも業者さんから調達し市販品パーツでセットアップだけを行なって完成させているケースが一番多いです。

こうしたセットアップ作業は製作全体のせいぜい1/4の工程ですから、板っぺらの素材から完成形までを製作するのに比べたら随分楽な作業に感じます。全体の25%程度の作業で完成出来るからです。
tmpではいつもならピックガードも樹脂板材から作りますが今回はもう形に成って届きますから、とにかく楽チンです。
まあ、今回はネック自体はお手製ですからコンポのセットアップよりはずっと手間ひまが掛かってはいますが、それでもいつもに比べたら雲泥の差くらい楽に感じますね。

この個体は30万を切る値段で販売するスタンダード・モデルですが、もし仮にいっさい燻煙処理を行なっていなければこの個体は20万を切る価格で販売しているのと同じです。
案外こうした事は皆さんの意識には無い様です。仮に40万のカスタムショップ製のストラトと比較した場合、40万のtmp製カスタムストラトは燻煙処理無しの場合でしたらおよそ30万で製作しているのと同じと言う事です。

それでも高い!とおっしゃられる方は・・・お諦め下さいまし。(^ ^)

$tmpブログ