個別報告 町田市Oさん | tmpブログ

個別報告 町田市Oさん

3/28 ヨコハマ晴天

写真はOさんのギブソンLP-STDのチューンナップ中のショット。1回目の燻煙で燃焼材がストック切れの為に入庫まで2回目はお預け。ピックアップ・キャビティの埋木は終了済み。
仮に接着剤を使わなくてもPU・キャビティにしっかり埋め木材が密着するように精度を出してますので、これで確実にミッドの薄かった元の鳴りにミッドレンジを付加出来ます。
この個体は2回目の燻煙処理後、またご報告させて頂きます。

今ではレスポールのスタンダード・モデルに於けるコントロール部からトグルSWホールまでのボディを斜めに横切る配線溝は設計当初の4倍程ものサイズの配線溝に変更されています。このせいでボディ中央部のマホ材がガッポリとエグリ掘られている状態なので結果的に音圧をかなり損ねています。
それだけに、このキャビティの埋木加工の効果は明確に音に出ます。

その他ではTELESA-AAのホロウボディの製作です。ブラウンアッシュトップにバック材がライトアッシュ材のホロウ構造で、本日はトップ材とバック材の接合を行なっております。


@最近のお問い合わせに対して:
Q)スロープヘッド化するかどうかで迷っています。
A)tmpではその優位性から今後スロープヘッド構造以外では楽器を製作しないと公言致している程です。
  
Q)オーダーの相談をさせて頂く際の注意点は?
A)1本の楽器に様々な要素を求めない事。
  何を求めるかと言うだけでなく、何が外せない要素なのかをまず明確にお伝え下さい。
 
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