アウト!
3/7 ヨコハマ雪降ってます。塗装も燻煙も作業アウトです。
最近はまた新たな読者?って言うのか、このブログを読んで下さる若い技術屋さんも増えたみたいですから、メールで頂いた質問などの返答も交えてこのブログ上にアップしています。
皆さんに何かしらの参考になっているのであれば幸いに思います。
雪は少しずつ積もって来てる様子。それでも作業をしてないわけではございませぬ。
写真は5弦ベースのフラットヘッド・ネックにスロープヘッド化の為に接ぎ木中のショットです。
この1回の設定試作で一発オーケーだと楽チンでいいんですけどねえ。
こうした設計作業は計算で得られた数値設定と実際に弦を張っての実音チェックでは誤差を生じる事がまま有ります。ヘッドに張力負荷が架かることでヘッド角も設計値と変化するのが実際だからです。その上、素材の個体差も考慮しなくてはいけませんしね。机上論だけではダメなんです。
現代のネット社会ではどんなことでも調べればいろんなデータは得られますが、それを鵜呑みにしては
ダメなのといっしょですね。実際に自分で確かめてみなくちゃね。
単なる知識の上澄みなだけでは自らの知恵とはならないですから。もしネット上で得られる知識だけで自分が賢いと勘違いしてたら、そりゃ~人としてある種の悲劇みたいなもんです。お気の毒。
試作では計算上与えた設定に対して実音バランスが今ひとつの場合、次の設定ではプラス/マイナスいすれかのベクトル違いを判断し、次の試作では変化値(ワタクシが設定した変化の最少単位で角度の場合で言うと0.25度と言うヘッド角度差)で作り替えて再度検証しなくてはいけません。
もし、1ミリ差だとか0.5度の角度差だとかをバカにしてる技術屋さんが居たら、その人の仕事に期待しちゃいけません。絶妙なバランス!と言う設定と、まあまあだな、と言う設定によるグレードの差はそんな単位での設定差の世界での話です。2ミリ違いとか1度違いでは、もうそりゃ全く別モンになっちゃいますからね。
@バランスよく鳴る楽器を毎回作り上げれるかどうかは、こうした微妙な設定の差が生み出す諸々の変化をいかにコントロール出来るか否かです。
そんなの嘘だと思う方は是非ご自分でお試し下さいな。
そんな部分部分の設定差が最後には 素晴らしい!と言われるか、何だかなあ~コレ? と言う大きな評価差を生み出していますからね。
かっこさえ良けりゃいいんだよエレキなんて、とおっしゃてる技術屋さんはいずれ消え行くしか無いのが楽器製作家の世界ですから。演奏者だって同じでしょ? カッコだけのプレイヤーなんて音楽の前では存在価値が無いですもんね。
真剣勝負だからこそ、この世はおもしろい。そうでしょ? (^~^)

最近はまた新たな読者?って言うのか、このブログを読んで下さる若い技術屋さんも増えたみたいですから、メールで頂いた質問などの返答も交えてこのブログ上にアップしています。
皆さんに何かしらの参考になっているのであれば幸いに思います。
雪は少しずつ積もって来てる様子。それでも作業をしてないわけではございませぬ。
写真は5弦ベースのフラットヘッド・ネックにスロープヘッド化の為に接ぎ木中のショットです。
この1回の設定試作で一発オーケーだと楽チンでいいんですけどねえ。
こうした設計作業は計算で得られた数値設定と実際に弦を張っての実音チェックでは誤差を生じる事がまま有ります。ヘッドに張力負荷が架かることでヘッド角も設計値と変化するのが実際だからです。その上、素材の個体差も考慮しなくてはいけませんしね。机上論だけではダメなんです。
現代のネット社会ではどんなことでも調べればいろんなデータは得られますが、それを鵜呑みにしては
ダメなのといっしょですね。実際に自分で確かめてみなくちゃね。
単なる知識の上澄みなだけでは自らの知恵とはならないですから。もしネット上で得られる知識だけで自分が賢いと勘違いしてたら、そりゃ~人としてある種の悲劇みたいなもんです。お気の毒。
試作では計算上与えた設定に対して実音バランスが今ひとつの場合、次の設定ではプラス/マイナスいすれかのベクトル違いを判断し、次の試作では変化値(ワタクシが設定した変化の最少単位で角度の場合で言うと0.25度と言うヘッド角度差)で作り替えて再度検証しなくてはいけません。
もし、1ミリ差だとか0.5度の角度差だとかをバカにしてる技術屋さんが居たら、その人の仕事に期待しちゃいけません。絶妙なバランス!と言う設定と、まあまあだな、と言う設定によるグレードの差はそんな単位での設定差の世界での話です。2ミリ違いとか1度違いでは、もうそりゃ全く別モンになっちゃいますからね。
@バランスよく鳴る楽器を毎回作り上げれるかどうかは、こうした微妙な設定の差が生み出す諸々の変化をいかにコントロール出来るか否かです。
そんなの嘘だと思う方は是非ご自分でお試し下さいな。
そんな部分部分の設定差が最後には 素晴らしい!と言われるか、何だかなあ~コレ? と言う大きな評価差を生み出していますからね。
かっこさえ良けりゃいいんだよエレキなんて、とおっしゃてる技術屋さんはいずれ消え行くしか無いのが楽器製作家の世界ですから。演奏者だって同じでしょ? カッコだけのプレイヤーなんて音楽の前では存在価値が無いですもんね。
真剣勝負だからこそ、この世はおもしろい。そうでしょ? (^~^)

