個別報告 川崎のMさん | tmpブログ

個別報告 川崎のMさん

1/24 冷え込みますね~

写真はMさんのご依頼でチューンナップ作業中のギブソンL-7です。
本日までのところではリフレットとペグの埋木/タッチアップまで進行し、明日からはフレット整形作業へと進めます。
今回のリフレット作業には手を灼きましたが、それ自体よりも意外に思えるかもしれませんが楽器の製作や修理作業もそうなんですが、結構体を屈伸させる事が多いんです。作業段階で目線や視点を変えて作業経過などの確認を行なう折に腰を屈めてみたりする為です。まあ作業者によっても違うんでしょうけどね。

ワタクシの場合は腰を屈めたり体を沈めたりして視点を変化させ、様々な角度から作業経過を確認するものですから丁度ヒンズースクワット的な動きを繰り返すんですね。勿論作業そのものの多くが前屈み体勢ですので腰への負担は架かりっぱなしなので、最近では限界時間が早くなりましたねえ。
でもまあ、どんな仕事も基本は根性ですからね。仕事で自分の体が楽だという事は、楽をしている、とも言えるんですね。と言う事は適当なレベルの仕事で済ませているとも言い換えられますね。

どんな仕事でもプロであるなら追求/探究心は不可欠。自分の現状での実力の限界だって試して知っていなくちゃね。少なくとも楽器製作家はそーでなくちゃあ~いけません。いい仕事に代償は付きもの。
皆さんだって自分の楽器が中途半端な人間にいじられたら嫌でしょ? (^-^)

ワタクシが皆さんと同じユーザーとしての立場だったら、どうせなら世界のトップクラスの実力者に作業して欲しいですもん。どんな世界でもそれは同じですよね。だからそれぞれの世界でトップを目指して頑張ることがお客様への誠意でありプロの基本なんだと思いますね。 
少なくともそうして頑張らなくっちゃ、やる気満々の中国の方に日本人は仕事ぜーんぶ取られちゃいますよ。マジで。

その他の作業では特価販売としたTELESA-MM/WHーLGTが大阪のIさんに売却が決まりましたので再仕上げ処理を行ないました。明日には出荷予定です。

$tmpブログ