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個別報告 &

11/10 今日はヨコハマ快晴です。

やっとHさんのTELESA-SMMのセットアップ再開することが出来ています。
また、Tさんのエクスプローラーも燻煙処理とPUキャビティの埋木加工、ブリッジとテールピース移動に伴う埋木加工までが終了しています。

PUキャビティへの埋木に関してですが、一般の方の中にはこんな処に木を追加して効果なんてあるの?って思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。基本的に効果の無い事をわざわざ行う理由などないです。重要だからわざわざ行っています。
ちゃんと楽器を研究した人なら意味が無いとは絶対に口にしないでしょう。

基本的にソリッド構造のエレクトリック楽器のネックからの延長上/ボディの中央部の木部が不足しますとミッドレンジが薄くなります。ドンシャリで音の線が痩せるのです。
自宅でポロポロ弾かれている方には無縁かも知れませんが、大きなコンサート会場などではPAスピーカーからは数百ワットの音量まで拡大されて出力されますのでミッドが薄い楽器は大音量時にはレンジが狭くギラギラした耳に痛い音で響きます。それは音楽性に欠けた出音ですからその時点で音楽的には最悪です。

そもそもピックアップを取り付ける必要性からガッポリと木部中央がエグられているわけで、致し方ない結果の構造と言う事です。特に量産メーカーでは作業効率が何よりも優先されますのでピックアップの取り付けや線材の取り回しがし易い様に大きく深く座ぐられています。残念ながら「音に良くない」と言うことはライン製造ではプライオリティの扱いが低いのが実状です。ですから必要以上に削られた個体には埋木加工で失われたダイナミクスを少しでも補ってあげる為に接ぎ木すべきなのです。

楽器を製作したり設定したりするのに自宅で演奏のみのユーザーさん対象に楽器を設定することなど全く無意味なことです。少なくともワタクシは、いつ何時どんなに大きなホールに持ち出され演奏されてもいい様に製作するのが楽器製作の基本と考えています。

もう一枚の写真はフェンダー製のフラットヘッド構造のアコギのスロープヘッド化のショットですが、同じフラットヘッド構造でもいつもの接ぎ木加工だけでは面積的に足りない部分が設定上出ている為にヘッドのペグ側の側面にも接ぎ木を施し、TELESAのアコギ用のヘッドデザイン設定が切り出せるところまで面積拡張しています。同じTELESAのヘッドデザインでもアコギの場合には面積を拡張したデザインに変更しているからです。

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